「共働き親」たち悶絶!小学生の勉強を見るコツ

子どもが自律的に動かないのにはワケがある

それでは専業主婦世帯であれば問題は解決するかというと、そうでもありません。子どもと接する時間が多く、子どもの面倒をみられる一方で、子どもの勉強も十分にみることができるかといえば、次のような理由から一概にそうとも言えません。

1)時間があることで、親は学校の先生のように勉強を管理、監督してしまい、子どもがより一層勉強嫌いになることがある
2)そもそも親は勉強を教える方法を知らないため、教えても勉強ができるようになるとは限らない
3)何でも教えてもらうことに慣れてしまった子は、自分で調べる、自分で学ぶということができなくなる可能性がある
4)親子であるからこそ、特別な感情がお互いに出るため、最後は喧嘩で終わることもしばしばある

このように、時間があればあったで、厄介なことが起こる場合もあるのです。ということは子どもの勉強をみられるかどうかということは、子どもと接する時間の多寡が要因ではなく、接し方に起因するのではないかということになります。

そこで、子どもと接する時間がないという現状のデメリットを逆に活かし、子どもが自立的に行動(勉強)するアプローチについてお伝えしたいと思います(共働きではない家庭でも通用する方法です)。

子どもはなぜ自立的に勉強しないのか、その理由の1つに、「自分だけなぜやらないといけないのか?」という思いがあります。

仮に家庭内で、皆がいつも勉強していたら、自分も当たり前のように勉強する雰囲気が醸成される可能性があります。また、学校では時間割どおりに勉強する態勢になっているため、自然と席に座って勉強します。

しかし、家では、勉強するのは自分だけ。しかも親のいない時間に自分1人だけ家で勉強するというのは、相当モチベーションが高くないとできません。ですから、通常は「家で自立的には勉強はできない」のです。しかし、方法がないわけでもありません。例えば次のような方法があります。

親子のスケジュールを「見える化」する

「親の1日のスケジュールと子どもの1日のスケジュールを併記し『見える化』する」

 

という方法です。親のスケジュールは、会社で働く時間、洗濯、炊事、掃除の時間、さらに子どもの勉強を見る時間と、1日がフル回転していることでしょう。睡眠時間もままならず、それでいて日々の活動量は半端なく大変なはずです。

次に、子どもの予定を作っていきます。この段階では、宿題や勉強の時間などを書き入れず、学校、家、習い事、寝る時間程度で大まかに書き入れます。

次ページ具体的なやり方は…
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