「共働き親」たち悶絶!小学生の勉強を見るコツ 子どもが自律的に動かないのにはワケがある

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そして完成したら、親と子のスケジュールを横に並べます。すると、子どもが家に1人でいるときに、親は会社で働いているということがわかったりします。つまり、親は親で頑張っていて、子どもだけが大変であるのではないということがわかります。

この認識ができると、子どもは「自分のやるべきことはやる」という意識が芽生えることがあります。これで、勉強や課題をやるという意識が少しでも作られたら、次のステップに進んでください。

限られた時間で子どもの勉強をみる「5つのステップ」

森さんの相談内容でもある、「親が限られた時間で子どもの勉強をみる」ための5つのステップです。

1)インストラクションを作る

子どものやるべきこと(宿題や課題など)をリストアップし、フローチャートを作ります。いつ、何を、どのような手順でやるのかをスケジュールに落とし込みます。あまりにも量が多いときは、優先度の高いものだけに集中させます。

フローチャートのイメージ

*このインストラクションが「ざっくり」していたり、なかったりすると子どもはできません。フローチャートを作って、「Aが終わったらB、Bが終わったらCというように、フローを作ります。

2) 問題を解いた後、答えがあれば答え合わせは自分でやるようにする

答えがないときは、次の3)へ進みます。

3)わからない問題があれば、「付箋(ふせん)」を貼っておくように伝えておく

 

4)親が関われる時間帯に、その付箋部分を教えてあげるか、学校の先生に質問するように伝えておく

 

5)この付箋の数が多く、それが解決できればできるほど、「頭がよくなる」ということを最後に伝えておく

 

付箋が貼られた部分が最も大切であり、それがわかるようになった瞬間に頭がよくなっているということを教えてあげてください。これを「学び」と言います。

子どもたちの多くは、間違えること、わからないことがあると、それを遠ざけようとします。しかし、勉強ができるようになる子たちは“真逆の反応”を示します。つまり、「今ここで間違えておいてよかった」という反応です。付箋の数がたくさんあり、それが解決して、付箋が無くなっていけばいくほど、「頭がよくなる」という理屈を何度も説明してあげてください。

本来、親は先生ではないため勉強を教える必要はありませんが、現在のような宿題や課題が大量に出ているときは、多少サポートしなければならないこともあることでしょう。そのような状況においての対処法の1つをお伝えしました。ご参考になれば幸いです。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

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