コロナ太りは「朝」で解消!腹が凹む5大秘訣 朝食、運動…「朝の過ごし方」がポイントです

拡大
縮小

3つ目は「朝食の食べ方に注意する」ことです。

おすすめの朝食

【3】「食べる順番」に気をつけるだけでも変わる

食事をとるときに大切なのが「食べる順番」です。食事の最初に糖質を食べてしまうと、血糖値は急上昇してしまいます。血糖値の急上昇は肥満の原因になってしまいますが、問題はそれだけではありません。血糖値が急上昇すると血管を傷つけ、動脈硬化を起こしやすくなってしまうのです。

そこで、血糖値急上昇を抑える強い味方になってくれるのが「食物繊維」です。食物繊維を多く含んだ食品は血糖値の急上昇を抑えてくれるので、食物繊維を多く含んだ食品から、先に食べ始めるといいでしょう。

また、食物繊維には、水に溶ける「水溶性」と、水に溶けにくい「非水溶性」がありますが、「水溶性」のほうは胃腸でネバネバした物質に変化します。

すると、その後に食べた炭水化物の消化を邪魔して糖質として吸収されにくくして、食後血糖値の急上昇を防いでくれます

「水溶性食物繊維」は海藻類をはじめ、ゴボウ、モロヘイヤ、オクラ、アボカドなどに多く含まれます。わかめたっぷりのみそ汁や、マイタケのスープ、アボカド入りサラダなど、朝食は「食物繊維」が多いものから食べ始めてみましょう。

【4】糖質は「多すぎず、少なすぎず」上手にとる

「コロナ太りを解消するには、完全な糖質制限をすればいいのでは」と思われるかもしれませんが、「極端な糖質制限」は、私はおすすめしていません。

ブドウ糖は不要な栄養素ではなく、私たちの体を動かしたり脳を働かせたりするためには欠かせないエネルギー源の1つだからです。つまり、朝食で糖質を抜いてしまうと、その日のエネルギー源を失うことになってしまうのです。

厳しい糖質制限を行うと、エネルギー不足から体調不良の原因となります。また、エネルギー源を肉類に求めれば、動物性脂肪の過剰摂取となります。その結果、脂質異常を招いて心疾患のリスクが高まる危険性もあるのです。糖質は、朝食から「多すぎず、少なすぎず」上手にとることが重要なのです。

私の朝食の定番に「蒸し黒豆トッピングヨーグルト」があります。ヨーグルトに、市販されている蒸し黒豆をのせただけの簡単レシピですが、低糖質で高タンパク、さらに豊富な水溶性食物繊維を含んだ最強レシピです。

朝食のご飯やパンなどの糖質を減らしたら「蒸し黒豆トッピングヨーグルト」をぜひ追加してみてください。糖質が減った分、タンパク質や食物繊維が多くとれるので栄養バランスもよくなります。「極端な糖質制限」は避け、上手に糖質をコントロールしましょう。

次ページ「最後の1つ」は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT