「住みよさランキング2020」近畿・中部地区編

激戦ブロックで上位に入った自治体は?

ブロック3位は、草津市(滋賀県)。琵琶湖の南東に位置し、パナソニックの社内カンパニーであるアプライアンス社をはじめとした機械系企業が集まる、県内有数の工業都市だ。京都駅まで電車で20分のため、京都や大阪のベッドタウンでもあり、人口が増加中である。

ランキング結果を見てみると、利便度は全国37位、快適度は全国49位、富裕度は全国55位と、3つが高水準となった。利便度の中でも「人口当たり大規模小売店店舗面積」は全国27位だった。

上記3府県以外も見ていく。

京都府で1位になったのは京都市。利便度の「可住地面積当たり飲食料品小売事業所数」「人口当たり飲食店数」は全国100位内に入っており、近畿ブロック1位の大阪市と似た傾向だった。

兵庫県の1位は神戸市で、利便度と快適度で全国の100位内に入っている。利便度の中で最も高い偏差値を獲得したのは「人口当たり飲食店数」で、全国49位の高さだ。快適度では、どの指標も偏差値50を超えている。

和歌山県で1位になったのは御坊市。日本一短いローカル鉄道の紀州鉄道が走る自治体だ。利便度において全国14位になり、特に「人口当たり大規模小売店店舗面積」は全国34位、「人口当たり飲食店数」は全国15位と高評価だった。

利便度で上位の街が多い中部ブロック

甲信越、北陸、東海の3地方で構成する中部ブロックは、総合評価で全国1位の野々市市をはじめ、全国ランキング上位の都市が並ぶ。「全国総合トップ50」で石川県について詳しく見たので、今回は石川県以外の自治体に焦点を当てていく。

福井県で1位になったのは福井市で、中部ブロックの3位に入った。共働きと3世代同居が多い街として知られ、2023年に北陸新幹線の福井駅が開業予定だ。ランキングでは、利便度(43位)と富裕度(76位)の水準が高い。特に高評価だったのは「人口当たり小売販売額」で、全国43位だった。

愛知県の1位は長久手市だ。中部ブロックでは6位に入る。2005年の愛知万博の開催地で、2012年に町から市へ変わった自治体である。近年は子育て世代が多く移り住み、住宅都市として発展している。

利便度(46位)、快適度(3位)、富裕度(37位)の評価が高い。利便度の「人口当たり大規模小売店店舗面積」は全国8位、富裕度の「納税義務者1人当たり所得」と「財政力指数」はどちらも全国20位台、快適度の「転出入人口比率」は全国32位だった。

富山県の1位は魚津市で、中部ブロックの8位にランクインした。漁業を中心に栄えてきた自治体で、「蜃気楼の見える街」としても有名だ。利便度が全国23位と高い評価だった。特に「人口当たり大規模小売店店舗面積」は全国で39番目の高さであった。

長野県で1位の駒ヶ根市は、中部ブロックでは9位となった。東側に南アルプスが、西側に中央アルプスがある自治体で、木曽駒ヶ岳登山の玄関口となっている。安心度(48位)と利便度(93位)が高い評価となった。安心度の「老年人口当たり介護老人福祉・保健施設定員数」は全国で26位だった。

岐阜県の1位は大垣市で、中部ブロックでは15位に入った。同市は県内第2の街で、2006年に上石津町と墨俣町と合併したが、それぞれ飛び地になっている。快適度が全国84位と高く、「水道料金」で全国26位だった。

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