｢住みよさランキング2020｣近畿･中部地区編 激戦ブロックで上位に入った自治体は？

静岡県の1位は御殿場市で、中部ブロックの20位になった。大規模アウトレットモールや、陸上自衛隊の駐屯地と演習場がある自治体だ。「財政力指数」が1を超えるために地方交付税が付与されない、財政的に余裕がある街でもある。

ランキングでは利便度（54位）と富裕度（49位）が高かった。利便度では「人口当たり小売販売額」が全国で14番目の高さで、富裕度では「財政力指数」（30位）のほかに「人口当たり法人市民税」（40位）が高い評価だった。

新潟県では糸魚川市が1位。安心度が全国69位で、「老年人口当たり介護老人福祉・保健施設定員数」「人口当たり交通事故件数」はどちらも全国100位以内だった。「子ども医療費助成」は「18歳年度末で、所得制限なし」のため、評価が高い。

山梨県の1位は中央市で、利便度（65位）と快適度（98位）が高かった。利便度の「人口当たり大規模小売店店舗面積」は全国で19位だ。

三重県の1位は、いなべ市。富裕度が全国23位と高評価で、「人口当たり法人市民税」は全国28位、「1住宅当たり延べ床面積」は全国55位となった。