忘れられた「ゴーン」事態が再び動きそうな理由 ゴーンの国外逃亡ほう助した親子が捕まった

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テイラー親子の逮捕は、トルコの司法当局が、ゴーンをイスタンブールからベイルートに不法に脱出させた罪に問われた7人(パイロット4人、客室乗務員2人、幹部1人)の起訴を発表した数日後に行われた。

トルコで7月3日から始まる裁判では、ゴーンの逃亡の詳細が明らかになるはずだ。トルコの検察官は、4人のパイロットに最大8年の懲役、客室乗務員に1年の懲役を求めている。

2月にはレバノン大使夫妻と「鉢合わせ」

一方、ゴーンと妻のキャロルはベイルートで生活を続けている。レバノンが新型コロナウイルスによって封鎖される前、彼らはしばしばレストランで目撃されていた。

2人は2月18日には、ベイルート近郊のベイトメリ村で開催されたクラシック音楽の祭典「アル・ブスタン・フェスティバル」のプレミアコンサートで目撃されている。同コンサートには、日本の中レバノン大使、大久保武夫妻も出席していたという。会場にいた関係者によると、2組の夫婦の雰囲気は刺激的なものだったようだ。

ゴーン夫妻は依然、日産が家賃を負担している家に住んでいるが、先ごろこの近所にもう1つアパートを借りた。日産関係者の監視を避け、プライベートを確保する狙いがあるとされる。

ゴーンをめぐっては多くのうわさが流れている。ブラジルに引っ越す準備をしているというものや、経済的苦境に経つレバノンが、日本からの財政支援と引き換えに彼を引き渡すことができるというものまである。ブラジルに逃亡する準備をしているという人もいる。

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