マスク、消毒液「実売値」に見た品薄解消の現実 爆発的な需要増が一巡し流通が落ち着いてきた

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ようやく入手できるようになってきました(写真:C-geo/PIXTA)

このところ妻とLINEのやり取りをしながら、市中のスーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアなどにマスクや殺菌消毒(アルコール消毒等)商品が置いてあるか連絡を取りあう。妻のママ友からは、どこの店に置いてあったと情報が入る。誰も買い占めるつもりはないが、マスクをしていなければ犯罪者のように周囲から見つめられる。

新型コロナウイルスの予防にはマスクの着用や手洗い、アルコール消毒が有効とされる。マスクの有効性については議論もあるが、無自覚症状者が他者にウイルスを飛沫感染させる可能性もあり、他人にうつさないためのマナーとしてもマスクが求められている。

マスクや消毒液が店頭で手に入りやすくなった

4月の中頃までマスクの入手は、かなり困難を極めた。しかし、先日は普通にコンビニエンスストアにも置いてあったし、100円ショップでも2枚組の商品を購入できた。ドラッグストアやスーパーマーケットにも置いてあるのを確認した。また、マスクや殺菌消毒(アルコール消毒等)商品もなんとか手に入るようになってきた。

また、肌感覚だけではなく、ニュースやSNSでもマスク不足が解消されつつあると読む機会が増えた。

筆者は3月、4月に5000万人規模の消費者購買情報を基にした、True Dataのデータベース「ドルフィンアイ」を使って、マスクや消毒液、ハンドソープといったコロナウイルス対策商品の売れ行きを調べた(「マスク、消毒液『実売値』で見る異常な売れ行き」2020年3月4日配信、「マスク、消毒液の「超品薄」を示す実売値の驚愕」2020年4月18日配信)。

主要な全国のドラッグストアのPOSデータを基にマスク、消毒液の売れ行きを抽出したところ、今年1月後半以降、これらの商品は異常なほどに販売が膨れ上がり、品薄な状態が続いていたことがわかったが、今回はその最新状況を追ってみた。

なお、今回、使用したのは買い物指数(点数)だ、買い物指数はドラッグストアへの来訪者100万人のうち何個の商品が売れたか(来訪者が買えたか)を示している。

(外部配信先ではグラフを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

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