学校再開後、子どもの学習方法はどう変わるか 共有、体験、ITツールで学びは新しくなる
新型コロナウイルスの感染拡大で、特定警戒地域では小中学校の休校が続いています。家にこもらざるをえない子どもと、在宅で仕事を抱えるパパ&ママのストレスはもう限界。
まだ続く、そして再発の際の備えに、「Stay Home」でどう子どもたちと向き合えばよいのか、発達心理学の専門家で明星大学教授の星山麻木先生にお話を聞きました。今回のテーマは、「目の前のライフスタイルすべてが学びになる」です。
学び方は自由だから 学校再開後の学び方も変わる!
星山先生:学校再開後は、きっと規則正しい時間割のとおりに子どもたちの学びは進んでいきます。しかし、与えられた時間の中で学び方は自由ですから、今までの学び方とは異なります。学校が示す時間割は、集団の学び場の中の土台としては重要ですが、学習する方法は極めて柔軟になったのです。
この柔軟な学び方については、以前から教育先進国であるヨーロッパや北欧で取り入れられてきた学びのスタイルです。
やらなければいけないもの(文部科学省が指定する学習要項)はありますが、学ぶ過程でさまざまな工夫をすることは自由ですから、今回得た「うちの子らしい学び方」を採用すればよいのです。そして、このコロナ禍で家にいる間が、うちの子らしい自由な学びのスタイルを定着させるまたとないチャンスともいえます。
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