疫病と自粛疲れから「国民の2つの身体」を守れ

「自然的身体」は「政治的身体」と不可分である

コロナウイルスから私たち自身の健康を守るのはもちろんですが、「政治的身体」も守るべき理由とは(写真:nito100/iStock)  
内外で議論の最先端となっている文献を基点として、これから世界で起きること、すでに起こっているにもかかわらず日本ではまだ認識が薄いテーマを、気鋭の論客が読み解き、議論する「令和の新教養」シリーズ。
今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、われわれの身体への脅威のみならず、社会全体にどのような影響を及ぼしているのかを、評論家・作家の佐藤健志氏が読み解く。

コロナ流行の終息はいつか

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック、世界的大流行は、終息はもとより、収束への道筋もまだ見えていないのが実情です。

ちなみに終息とは「完全に制圧すること」で、収束とは「制圧までは行かないが、かなり抑え込めたこと」。

本当のところ、治療法や予防法が確立されないかぎり、終息は望めないかもしれません。

医師の人材紹介サービスなどを行っている会社「医師のとも」は、5月1日から6日にかけて、1300人余りの医師を対象に、コロナウイルス感染症が国内で終息する時期に関する予想をたずねました。

結果は以下のとおり。

(出所:「医師のともアンケート結果」より)

早くてあと半年から9カ月、でなければ1年余り先です。

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