過去最多、SNSが絡む「子どもの被害」大変な実態

今こそ知っておくべき「4つの対策」

SNSに起因する事犯の被害児童数(警察庁「令和元年の犯罪情勢」より)

また、先日発表された警察庁の資料(上記参照)によれば、SNSに起因する事犯の被害を受けた児童数はこの5年間で26.8%も上昇し、過去最多の2095人となってしまいました。

被害の内訳が把握できる前年の発表を分析すると、略取・誘拐だけでなく児童ポルノ、児童買春、青少年保護育成条例違反(淫行)など、子どもの未来に悪影響を与える卑劣な犯行が年々、増加傾向にあり、原因として「スマホやゲーム機が子どもたちに広く普及してきたこと」が指摘されています

被害者を年齢別に見ると、中高生が急激に増えていますが、小学生の被害者数も5年前の5倍にまで膨れ上がっていることを見逃してはいけません。

しかし、こうしたSNSやゲームに潜む危険性について理解し、きちんと対策を行うなどネットリテラシー(トラブルを回避し、インターネットを適切に使いこなす能力)が高い親はいったい、どれだけいるのでしょうか。

急速に発展を遂げたインターネット、子どもたちへの普及が進む利用端末、次から次へとアップデートされていく情報に囲まれるなかで、しっかりとした答えを出すことができる親は、なかなかいないでしょう。

したがって、子どもたちと同時並行して、親側のネットリテラシーも高めていく必要があるのです。むしろ、子どもたちより先に学び、わが子の身に迫る危険から遠ざけてあげることが重要です。そのために親ができる対策について詳しく触れていきます。

今すぐできる4つの対策

(ア)家族での対話

まずは、お子さんとゲームやSNSの利用法について話をしましょう。具体的には、利用時間やルールを決めて、家族みんなで守るようにするといいでしょう。子どもと話し合う際に伝えるべきことや気をつけてもらいたことは、以下の5つです。

1. ゲームやSNSには悪意を持った人がいるかもしれない
2. ネットだけの知り合いは信用しない/つながらない/やり取りしない
3. 自分の個人情報をむやみに教えない
4. 何かあればすぐに親に相談するようにする
5. ルールが守れなかった場合に対処するためのルールを作る
次ページ子どものSNSやゲームの利用状態を把握
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