――普通のホテルではありえない外観ですね。そして片方はパークに向かって開いている。そうした違いから、ホテルのオペレーション上で特殊な工夫が必要だったりするのですか?
大変なのは、やはり遠いのですね、エレベーターが。
――ああ、そうなんですか(笑)。
普通のシティホテルは、ドーンと高いですが、エレベーターに乗れば、そんなに距離はないわけですね。ところがミラコスタに関しては、横に長い。
大変と言ってはいけないですが、お客様の案内やルームサービスのデリバリーに時間がかかりますね。そういった面でのオペレーション上の苦労はあります。
でもそれ以上に、それだけいろいろな景色が部屋から見られるので、泊まっていて楽しいと思います。今日はトスカーナの素朴な風景が見られるんだとか、ベネチアのゴンドラが見られるんだとか。ちなみに、(プロポーズなど)勝負をするときは、ハーバー側を予約される方が多いです。
メディテレーニアンハーバーでのショーが見えたり、パークのお客様が動いている様子がよく見えますので、きっと、とても楽しい場所なのだと思います。
パークの景色に溶け込むデザイン
――部屋から見ても、当たり前ですがすぐ隣にパークがある。だた不思議と、あまりジロジロ見られている感じはしないですね。外観が街並みなので、個別の窓の中に何があるかという意識では見られていないのかもしれませんね。
そうかもしれないですね。ディズニーシーの舞台の中のひとつなんですね。
それでも興味のあるお客様は「これがホテルなんだ」とよく見て、興味を持っていつかは泊まりたいと思うのでしょう。そういった意味では、パークの中の一部となっているのが、われわれの強みでもあるのかなと思いますね。
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