休校中に「英語力が伸びる子」がやっていること 自宅にいるからこそできる学習方法がある

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ですので、この機会を利用して多くの英語を耳にしてほしいと思います。音を吸収するのが得意な年代だからこそ、耳からたっぷりと英語の音を聞いてほしいのです。英語の音だけでは不安に感じ、文字とともに聞くほうが落ち着くという人もいるでしょう。

しかし、子どもは大人とは違います。文字を見なくていいのです。もちろん、子どもが「文字を見たい」と言ったら見ることはいいことです。英語の音が耳に慣れてきて、文字を見て確認したいと思うようになるからです。

幼い時から英語の音に慣れて成長してきた子どもの多くは、中学生、高校生になってリスニングには困らないといいます。そのようになるためにも日常生活の中に英語を聞く環境をつくりたいものです。

聞いているうちに「音」を発するように

英語を聞いていても子どもは最初、実際に音を発することはないでしょう。英語の音に十分に浸った子どもは、面白い音や内容、繰り返し聞く音に興味をもって発語することは珍しくありません。

発した音が明瞭でなくても、決して指摘したり、訂正したりしないでください。子どもは聞こえたように発しているのですから。少しづつ、明瞭になっていくことでしょう。母語の習得でも喃語を発する時期はあるものです。これを訂正してしまうと子どもは、「なにが違うの? 私はそう聞こえているのに」と混乱してしまいます。

『アナと雪の女王』は日本でも大ヒットした映画です。あまりにもこの映画が好きで、英語版『Frozen』を見て、主題歌を英語で歌っている6歳の女の子がいました。歌詞の細かい内容は理解していないようですが、その発音は素晴らしいものでした。

耳で聞いくだけで覚えているので、発音もリズムや強弱もネイティブスピーカーのようです。親は最初は「アナ雪」の歌のようだけれど、「英語には聞こえなかった」といいます。けれども歌っているうちにだんだんと英語らしくなっていったそうです。

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