在宅太り脱出!代謝アップ「ストレッチ」のコツ たるんだ身体がじわじわ変わる

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次に、大胸筋のストレッチです。

① 指先から肩までを壁に当てて胸を開きます。他方の手は壁を押し、壁側の胸の力で抵抗します。

② 胸だけを2秒脱力します。3回繰り返します。

※目線は壁の反対側を見るようにすると、より伸びます。

(画像:『自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ』より)

やせる体質に改善する筋膜リリース

続いて、やせる体質に改善する筋膜リリースをご紹介しましょう。

以下の写真ではフォームローラーという専用のツールを使用していますが、ビール瓶や水筒など円筒形のものでも代用することが可能です。身近なもので工夫してみてください。

ここでも、前述の3つの筋肉にアプローチします。

<やせる体質に改善する筋膜リリース>

① うつ伏せの体勢で、ももの前面をローラーに乗せ、足を左右に倒します。ローラーの位置を少しずつ変えながら、もも全体をストレッチします。

(画像:『自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ』より)

② お尻のくぼみにテニスボールやゴルフボールをあてがい、小さく体を動かします。ボールの位置を少しずつ変えながら行います。余裕があればボール側の足を上げて曲げ伸ばしするのも効果的です。

(画像:『自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ』より)

③ うつ伏せの体勢で胸をローラーに乗せ、余裕があれば床拭きの要領で腕を左右に動かします。

(画像:『自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ』より)

今回は大きな筋肉にフォーカスしたエクササイズをご紹介しましたが、ご存じのとおり、血管は全身をくまなく通っていますので、1カ所でも流れが滞ってしまうと全身の血行が停滞します。

拙著『自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ』では最短で全身をゆるめて血行を改善し、新陳代謝を高めるストレッチエクササイズを数多く紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

村山 巧 柔軟美トレーナー

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むらやま たくみ / Takumi Murayama

1984年生まれ。前屈しても手が床に届かない超合金のような状況から、27歳の時に趣味で始めたアイススケートをきっかけに柔軟な体を手に入れようと決意。ヨガや解剖学を含め、国内外の様々な書物・セミナーに触れ、自分自身の体を通じて柔軟性の研究を重ね、驚異の柔らかさを手に入れる。

2016年に柔軟美トレーナーとして活動を開始し、銀座や渋谷のスタジオを拠点に少人数のセミパーソナル指導による柔軟クラスを全国で開催。プロフィギュアスケーターやチアダンサーの指導経験も持つ。これまで指導してきた人の数は延べ2万人。

著書に『自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ』(かんき出版)がある。

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