部下から評価が高い上司が実践する3つの方法 部下の目標を引き出してあげることも大切だ

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③ ポジションを上げるためのアクションを増やす
「同志」になるためには、上司も部下も目標を持っていることが前提です。上司であるあなたが部下に目標を示し、部下は自分が達成したい目標を持っていなければ、「同じ志」という状態になりません。したがって、まずあなたが目標を持つこと。そのうえで、部下の目標を引き出し、共通の目標へすり合わせて行くことが必要です。

相手の大切なことを大切にする

同志の関係になるには、部下の目標を引き出す必要があります。皆さんは部下の目標を上手に引き出しているでしょうか?

目標とは、掲げたら目標になるわけではありません。売上目標、達成目標など、上から与えられただけの「目標」は、形式的に掲げているだけになりがちで、本人が本当に目指したいと思えるものになっていることが重要です。

部下は、自分が何がしたいのか、どうなっていきたいのか、ということを明確に持っていないケースが多いと思います。自分の向かう方向性を自分で把握できていない部下と「同志」になることはできません。

そこで、上司は部下の目標を「本当に目指したいもの」として引き出す必要があります。

・これからどうしていきたい?
・どんな成果を出したいと思っている?
・どんな能力を身に付けたいと思っている?
・どんなキャリアを歩みたいと思っている?
・どんな人物になりたいと思っている?
・もしもそんな未来になったらどんな気持ちになる?

上記のような質問を、部下と時間を取って話し合い、繰り返すことで、部下の目標もはっきりしたものになって行きます。

「目標」を自分のものにするのは、社会人にとってなかなか難しいことです。

皆さんも、新入社員の頃は、目標を自分のものにできていなかったのではないでしょうか。いつしか経験を積むうちに、「絶対に達成したい」「やり遂げたい」という気持ちを育ててきたのだと思います。

上司は、そのスピードを早めてあげることが重要なのです。

部下に仕事を任せる際、「いかに仕事を進めるか」に目がいきがちですが、「上司のポジションを高める」ことに注力すると、急がば回れ、部下の目標を上手に引き出し、自分の目標を伝え、同志の関係性になることが、仕事の生産性を大きく高めることになります。

自分のポジションを高めることは、部下の大切にしていることを大切にすることです。部下が目指したい目標、部下が達成したいゴール、部下が実現したい未来、それが何かを聞き出すことは、部下が大切にしたいことを理解することと同じです。

したがって、自分のポジションを高めることは、自分のために行うことではなく、部下のためでもあるのです。部下にとって、上司が自分の大切にしていることを理解し、一緒に目指してくれることは、仕事のやりがいを大いに高めてくれます。

自分のためにも、部下のためにも、「上司のポジショニング」に着目し、相手にとってより価値の高い存在に変革できるよう、上司も努力が必要です。ぜひチャレンジしてみてください。

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アルファポリスビジネス編集部

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