隔離生活が4週目突入、フランス人の「本音」

買い物、ご近所との連携、マスク問題…

「自宅軟禁」4週目に入ったパリ。ヴァンドーム広場もガランとしています(写真:ロイター/アフロ)

フランスは現在「自宅軟禁」の4週目に入っており、この方法が新型コロナウイルスのパンデミックに対抗する最善の武器だと考えられています。

この状態があとどれくらい続くのか、2週間なのか、1カ月なのか、それとももっと長くなるのか、誰にもわかりません。それでも、フランス人は家にとどまって、外出していません。地球上の約半数(約40億人)の人々と同様に(SNSは、「On va s’en sortir sans sortir=外出せずに勝とう)」というスローガンであふれています。実はこれはちょっとした言葉遊びになっています。)。家でソファーに座ったままで勝利することのできる「戦争」は初めてです。

外出禁止が発表された途端「パリ脱出」

エマニュエル・マクロン大統領が外出禁止措置を発表したのは3月16日のこと。発表されるやいなや、多くのパリ市民はパリから逃げ出し、田舎の別荘へ行こうと考えました。一種の集団脱出です。別荘を持っている都会の人々にとって、パリの小さなアパートに何日も閉じこもる、というのはひどく耐えがたいものに思われたのです。

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当初、こうしたパリ市民は地方の人々に非難され、一部の地方では拒絶されることもありました。特に離島などでは、いきなり人口が3倍に膨れ上がってしまったのです。パリと地方との「対立」があらわになった瞬間でした。

結局、多くのパリ市民が街を離れ、現在パリはもぬけの殻です。しかし、このことがパリ地区の病院、および医療システムにとってありがたい結果となりました。もしそうならなければ次々と新たな感染者が押し寄せて、ほぼ対応不可能の状態になっていたかもしれません。人工呼吸器を備えている集中治療室の数は、呼吸器に問題がある患者の急増には対応できません。

前回、フランスの様子(『コロナ禍「フランス」は1週間で様変わりした』)をお伝えした3月23日の時点では、フランスの感染者数は1万6018人、死者674人でした。それから、2週間経った4月8日時点では、感染者10万9069人、死者はついに1万人を超えてしまいました。

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