上司の「友達申請」を若者が絶対拒否したい理由

そもそも「友達申請」してくる事自体が不適切

上司が部下にSNSで友達申請することはアリなのでしょうか?(写真:プラナ/PIXTA)  
上司が部下にやりがちな“あの行為”がハラスメントになるかを弁護士に聞く本企画。中編となる今回のテーマは「SNS」だ。
新入社員100人の本音を探るべく「Q4.上司からSNSで友達申請が来たらどうする?」と質問したところ、半数以上が上司からの友達申請は許可しないと回答。
では、そもそもSNSで友達申請すること自体アリなの? ナシなの? 企業法務や労働事件を手がける弁護士の寺田正主さんに聞いてみよう。

SNSは完全にプライベートと考えるべき

――先日のアンケートでは、半数以上の若者が上司からの友達申請はスルーするという結果が出ました。

寺田:まあ、大前提として今は仕事関係の人とはプライベートを共有しないというのが常識ですからね。かつては正月に部下が一家そろって上司の家に新年のあいさつに行く、みたいな慣習もありましたが……。今では冠婚葬祭のとき以外、上司と部下の家族が会う機会もほとんどない。時代の流れからもSNSは完全にプライベートなものとして、会社の人とは共有しないっていう若者も多いと思います。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

――プライベートにうっかり踏み込んだらアウト……ってわけですね。そうならないためにも、また具体的な事象でジャッジしていただきましょう。では、

①SNSの友達申請はアリ? ナシ?

寺田:これはキッパリ言い切れませんが、基本的には「友達申請」はしないのがベスト。もちろん申請したからと言ってすぐさまハラスメントになるわけではありません。ただなるべく危険は避けて通るべき。

何度も言いますがSNSは個人的なもの。上司とつながることで会社にプライベートが筒抜けになってしまう。上司は仕事を円滑に進めるために多少部下のプライバシーも知っておく必要がありますが、SNSでのプライバシーまで共有する必要はまったくありませんからね。

――気をつけます(汗)。

寺田:それに万が一、上司から「友達申請したから承認しておいて」と言われたとします。部下の立場から見て、強制されていると感じたらハラスメントになる可能性もあります。そういう事態を避けるという意味でも、SNSでは極力つながらないほうがいいでしょう。

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