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ニューヨーク「コロナ禍」直撃した都市のリアル 在住邦人7人が語る医療、経済、生活、教育

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  • 鯰 美紀 インタビュアー&ライター
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筆者:この10日間ほとんど家から出られない状況で、ストレスを感じませんか。

エリサさん(大学職員):趣味に没頭できるかなと、ワクワクする気持ちもありましたが、実際はリモートワークをしながら、家族の食事の世話などに追われて、いつも以上に忙しいです。でも、この機会に家事分担を決めたら、娘が率先してご飯を作ってくれるようになり嬉しいです。

ユミさん(学生):近くに日本食材店やグローサリーストアが複数あるので、食材にも困らず3食手作りの料理を食べて、ヨガをしたり、本を読んだり、健康的に暮らしています。コロナをきっかけに、今まで連絡をしてなかった人や日本にいる家族とも頻繁に連絡を取るようになりました。

アキヨさん(ジュエリーデザイナー・大学教授):ニュースを見ていると気分が沈み、眠れなくなることもあります。私は精神的に強いほうだと思っていましたが、今回はちょっと参っているかもしれません。ニューヨークに住む日本人の友人たちと、定期的にZoomで顔を見ながら話をしようということになっています。ほとんど家から出ていないので、人と話をするだけで、気分転換になりますね。

本当に自分に必要な人が見えてきた

ナツヨさん(プロスピーカー・戦略コンサルタント):家の目の前に病院があり、救急車のサイレンが1日中鳴り響いています。娘のオンライン授業の時間管理、宿題のチェック。その合間に仕事。そして3度の食事づくり。夫は歯医者という仕事柄、自宅でできる仕事はないため、家庭内の空気が重く、気分転換に出て行く場所もありません。

アパート内に、ラウンジやビジネスセンターはありますが、人がいると使えませんし、使うときも、除菌スプレー、手袋、マスク着用。ストレスを感じにくいタイプの私でも、さすがに疲弊します。コロナは経済的、精神的、物理的、人間関係にまで影響を及ぼしていると感じますが、心配してくれる人もいて、本当に自分にとって必要な人も見えてきたと思います。

ミギワさん(ピアニスト、コンポーザー、プロデューサー):以前お世話になった日本のラジオ番組の方が、仕事を失った私のために、わざわざ仕事を作ってくださるなど、つくづく、私の仕事は人と人とのつながりで成立していると実感します。

ナオミさん(国際人材育成会社代表):この1カ月、いろいろなことを考えました。今回のことがきっかけで、自分にとって本当に大切なのは何なのか、本当の意味での人との繋がりとは何なのかなどです。こういうときこそ、助け合いが大事だと思っています。私よりももっと厳しい状況の友人もいますので、クラウドファンディングの「GoFundMe」などを通じて、わずかながら支援させてもらったりしています。

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【ニューヨークから見る日本は!?】

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