室内で子供が喜ぶ&頭が良くなる「3大遊び」 集中力も身につく!佐藤ママおすすめツール

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このような本は、簡単なものからだんだん難しいものへと順に並んでいることが多いので、順番どおりだとやりやすいのです。

最初は私がほとんど作っていましたが、だんだん子どもに任せられるようになって、子どももどんどん楽しくなっていったようです。本のとおりに出来上がるので楽しかったですよ。

工作の材料になる牛乳パックやペットボトル、卵のパッケージ、ラップフィルムの芯などは捨てずに、いつでも工作ができるようためていました。割り箸にゴムをグルグル巻きつけて、輪ゴムを飛ばすゴム鉄砲のようなものも作りました。作ったらすぐに遊べるので、子どもたちは自分が作ったおもちゃで夢中になって遊んでいましたね。これは驚くほど、よく考えられていて、簡単に作れるのにしっかりしていて、かなり遊べました。

折り紙や工作は簡単なものから順番に作るのがコツ

工作の本に出てくる作品は絵なので、いわば平面です。実際に本のとおりに作ると、絵が立体的になり、リアルに目の前に現れます。これが工作の醍醐味でしょうか。出来上がるたびに「やった〜」と子どもたちは大喜びしていました。

折り紙や工作は、1つ完成すると達成感があり、次のものにチャレンジしたくなるので、簡単なものから順番に作るのがコツです。

とくに順番を気にしなくてもいいのですが、折り紙や工作の本は、はじめのページは簡単な物でも、ページを少し飛ばすだけで急に難易度が上がります。そうなると、子どもも親もお手上げ状態になって、「もうや〜めた」となってしまいます。順番にコツをつかみながら難易度を上げると、かなり難しいものにも挑戦できるようになるのです。

問題集と同じだと思うのですが、工作が少しずつ難しくなっていくので、1個できるたびに達成感があったようです。子どもたちにとっては征服していくような感覚があったようで、みんなで工作を楽しみました。

佐藤 亮子 「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母

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さとう りょうこ / Ryoko Sato

大分県出身。津田塾大学卒業。大分県内の私立高校で英語教師として勤務。結婚後、夫の勤務先の奈良県に移り、専業主婦に。長男、次男、三男、長女の4人の子どもを育てる。長男、次男、三男は灘中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。長女は洛南中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。現在、長男、次男、三男は医師として活躍。長女は東大医学部の学生。その育児法、教育法に注目が集まり、全国で講演を行う。『頭のいい子に育てる 3歳までに絶対やるべき幼児教育』(東洋経済新報社)ほか著書多数。

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