コロナ騒動、親子で考えてみたい「問題の焦点」

“いちばん大事な勉強"が抜け落ちている

一斉休校で大変な時期ですが、子どもがやりたいことに挑戦させてあげるいい機会でもあるかもしれません(写真:kikuo/PIXTA)

新型コロナウイルスの件で突然の一斉休校となり、子どもも親も先生もみんな戸惑っています。でも、見方によっては子どもの可処分時間が増えたということでもあり、この時間をぜひ有効活用してほしいと思います。そして、後で振り返ってみて、得がたい貴重な時間だったと思えるようにしてほしいです。そのために大事なことを4つ提案したいと思います。

今、子どもにとっていちばんよい勉強とは?

親や先生が心配しているのが、子どもたちの勉強のことです。先生たちはたくさんのプリントを刷って宿題にしました。また、企業や各種団体は、オンラインで動画やドリルなどの教材を無償提供してくれています。未来の社会を担う子どもたちの勉強を、社会全体で支援しようという動きはありがたいことだと思います。

この連載の記事一覧はこちら

でも、私は「今、子どもたちにとっていちばん大事な勉強」はもっと違うところにあると考えます。そして、それがすっぽり抜け落ちているのではないかと心配しています。それは、「なぜ休校になったのか」「休校の判断は是か非か」「今、日本と世界はどんな問題に直面しているのか」「感染予防のために気をつけるべきことは何か」などについて、深く追究したり自分の頭で考えたりすることです。

ですから、ぜひ、親子で一緒にニュースを見たりネットで情報を取ったりしましょう。ユーチューブにも関連動画があります。休校の是非について調べるとき、とくに大事なのは偏った情報だけに接するのではなく、賛成と反対の両方の意見に接することです。

私たち大人にも言えることですが、うっかりしていると、自分の漠然とした先入観に沿った情報だけを集めてしまいがちです。それだと的確な判断ができませんので、気をつけなければなりません。情報を取るときに、そういった情報を集めるときの注意点についても子どもに教えてあげてください。

情報を集めると同時に、親子で感想や意見を出し合いましょう。子どもの意見を聞くときは、「そんなの違うよ」などと頭から否定するのはやめましょう。どんな意見にも、「なるほど。なるほど」「確かにそれは言えるね」など、まずは共感してあげてください。そのうえで、自分の意見を言うようにします。

次ページ子どもがゲーム漬けにならないためには?
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 本当に強い大学
  • CSR企業総覧
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT