現在、村田さんは、同年代の男性3人でルームシェアをしているという。家賃は6万円+ネット代。同居人の1人は仕事が忙しく家には寝るために帰ってくるだけ、もう1人はフリーターだがほとんど働いておらず、1日中ゴロゴロしているという。
「南米にいるとき以外、ずっと実家暮らしだったのですが、あるとき友人が『すごくいい部屋があるけど1人で住むには広すぎるし、家賃も高いのでルームシェアしてくれる人を募集します』とSNSに投稿していたんです。それで、一応きちんと家賃が払えるかどうか彼の審査があるらしく、僕は非正規雇用者だし落とされるだろうなと半分思いつつ応募したら、ほかに応募者がいなくて採用されたんです。
共有スペースに加え、1人1部屋ずつあるのでプライバシーは守られています。でも、男3人とも掃除という概念がないのでどの部屋もめっちゃ汚いです。1人暮らしは機会があればしたいですけどお金がないので。貯金もゼロです」
出世したい、もっとお金が欲しい、気の合うパートナーが欲しいという欲はないのだろうか。
結婚している人がうらやましいとは思わない
「確かに1億円あったらいいですけど、年収400万円とか600万円がいいとかいう気持ちはないです。親からは『ちゃんと働け』と言われますが、妹が結婚して子どももいるので、恋愛や結婚に関しては何も言われないですね。結婚している人がうらやましいと思ったこともないです。
こないだ友達が街コンで出会った女性と結婚したのですが、まったく会話が合わないらしいです。彼女ができたら趣味を一緒にやろうとは思いませんが、ある程度会話が成り立つ人がいいです。それに、結婚して子どもがいる人だと飲み会なんかも早く帰らなきゃいけなかったりするじゃないですか。もちろんそれは正しいことなんですが、大変だなと思ってしまいます」
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