日本人はSNS加害者になる危険を知らなすぎる 「よかれと思って」が引き起こす大変な事態
次に反社会的勢力は、リツイートした人たちに声をかけてパーティーをします。かわいい女の子も集めた、派手目のパーティーです。
「ここのお金はいいよ」と言ってタダで飲み食いさせます。お金のない学生はすっかりいい気分になり、舞い上がってしまいます。
そうやってお金に興味のある若者を集め、頃合いを見計らったところで、「いいバイトがあるよ、やらない?」と切り出します。
その仕事は、大麻・覚醒剤の販売や、振り込め詐欺の受け子で、これに一度でも手を出せば、二度と抜けられなくなってしまうのです。
スマホ技術の進歩とともに知識もアップデートすべき
Twitter をのぞいてみると、闇バイトの募集告知があふれています。例えば――。
「大阪で運びあります。平均日当5〜10万円 #闇バイト」
闇バイトというのは、要するに特殊詐欺グループの仕事です。しかし実際には、自らその違法な仕事を求めていってしまう人も少なくないのが実情なのです。SNSのリテラシーの必要性を痛感します。
以上のように、SNSになじみにある人は、自らが加害者になる投稿をしていないかどうか、またSNSになじみのない人でも、自分の家族がそうした犯罪の片棒を担ぐ投稿をしていないか、意識を高くして注意する必要があります。
安全と危険の境界線を理解し、家族を正しく導くためにも、スマホ技術の進歩に合わせて、自分の理解のアップデートも怠ってはいけません。
スマホに潜む危険というのは、SNSの問題だけでなく、セキュリティーロックの設定、不適切動画やデジタルタトゥーの問題、巧みに誘導される詐欺サイト、個人情報を狙う危険なフリーWi-Fi、子どものスマホ管理の問題等々、多岐にわたります。
ぜひみなさんも自分と家族のスマホの使い方をチェックしてみてください。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら