高輪ゲートウェイ駅の駅名発表が大きな反響を呼んだ翌日、2018年12月5日に日比谷線新駅の名称を虎ノ門ヒルズ駅とすることが静かに公表された。
駅名を一般公募しなかったせいもあって、際立った反対意見はない。このあたりは、JR東日本と東京メトロの世論対策の違いのようなものが読み取れて興味深い。都内には、六本木ヒルズ、表参道ヒルズといった場所があり、ヒルズという名称が社会に浸透しているので、それほど違和感がないのも一因であろう。
すでに銀座線に虎ノ門駅があるので、ヒルズを省略して「虎ノ門」とする選択肢はなく、「ヒルズ」駅と略されるのではないだろうか?
長すぎる新駅の名称
いくら何でも長すぎやしないか、と誰もが思う新駅名ではないだろうか? 商業施設を中心とした大規模開発エリアの最寄り駅ということで、南町田駅を2019年10月1日に改称したものだ。
平日も急行が停車するようになり、沿線での認知度は高まったといえる。それにしても何と略したらよいのだろう?「みなぐら」「ぐらぱ」、カタカナ部分を無視して従来通り「南町田」でも悪くはなさそうだ。いずれにせよ、しばらくすれば自然に決まるのではないだろうか。
東京スカイツリー開業にともない最寄り駅として業平橋駅を改称して2012年3月にリニューアルオープンした。「とうすか」「すかつり」と略すよりも素直に「スカイツリー」駅が一般的な愛称のようである。地元には旧来通り「業平橋」「なりひら」で通す人もごく一部にいそうだ。
また、東武では押上駅と同一の駅とみなしているので、都心から半蔵門線で押上駅を通り、曳舟駅で浅草行きに乗り換えてとうきょうスカイツリー駅で下車しても、押上駅で降りたものとみなされ、押上―曳舟―とうきょうスカイツリーの運賃は請求されない。
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