ユニクロ転職、戦略コンサルの「脳天ガツン」話

結果オーライ人生を変えたリード・ザ・ジブン

充実した会社人生を送るコツとは?(写真:itakayuki/iStock)
「過去最高の自分になり、仲間を育て、最強チームをつくる」人と組織の変革手法、リード・ザ・ジブン。この手法は、ボストンコンサルティンググループ(BCG)のパートナー、ファーストリテイリング(ユニクロ)の人材育成機関の担当役員、アクセンチュアの人材・組織変革プラクティスの責任者を務めた経験をもつ、宇佐美潤祐氏が試行錯誤を重ねながら磨き上げてきた。このたび『リード・ザ・ジブン ユニクロで人材育成の責任者をやってみた。』を上梓した同氏が。充実した会社人生を送るコツとは何かを説く。

BCGのパートナーになったが、「糸の切れた凧」だった

「リード・ザ・ジブン」。

『リード・ザ・ジブン ユニクロで人材育成の責任者をやってみた。』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

「なんじゃそれは?」と思われた方は多いのではないでしょうか。リード・ザ・ジブンの原型は、全人格リーダーシップ育成機関ISL(Institute for Strategic Leadership)のファウンダーであり、日本におけるリーダーシップ教育に大きな変革を起こした野田智義さんの「リード・ザ・セルフ」です。

筆者は40歳のときにボストン コンサルティング グループ(BCG)のパートナー向けリーダーシップ研修で野田さんのリード・ザ・セルフと出会いました。

BCGの中途入社同期約20人のうちパートナーになったのは筆者を含め2名だけでした。コンサルティングファームでは、アップ・オア・アウト(Up or Out)が原則です。一定期間の中で次のキャリアステージに進めなかったらアウトということになります。

もちろん、途中でやりたいことを見いだして辞める人も少なからずいますが、いずれにしても世界的コンサルティングファームであるBCGの経営者・株主・執行役員であるパートナーになるというのは、感慨深いものでした。

パートナー昇進祝いでプレゼントしてもらったみんなのメッセージが書き込まれたモエ・エ・シャンドンのマグナムボトルはもったいなくて飲めないまま、宝物にしています。

しかし、何だかモヤモヤしていたんです。BCGでパートナーとして一体何をやっていきたいのか? もちろん、仕事として必死になってやってはいましたが、何かバックボーンがないというか、ちょっと「糸の切れた凧」になりかけていたように思います。

次ページそんなとき、脳天をガツンとやられる言葉に…
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