ユニクロ転職、戦略コンサルの「脳天ガツン」話 結果オーライ人生を変えたリード・ザ・ジブン
BCGのパートナーになったが、「糸の切れた凧」だった
「リード・ザ・ジブン」。
「なんじゃそれは?」と思われた方は多いのではないでしょうか。リード・ザ・ジブンの原型は、全人格リーダーシップ育成機関ISL(Institute for Strategic Leadership)のファウンダーであり、日本におけるリーダーシップ教育に大きな変革を起こした野田智義さんの「リード・ザ・セルフ」です。
筆者は40歳のときにボストン コンサルティング グループ(BCG)のパートナー向けリーダーシップ研修で野田さんのリード・ザ・セルフと出会いました。
BCGの中途入社同期約20人のうちパートナーになったのは筆者を含め2名だけでした。コンサルティングファームでは、アップ・オア・アウト(Up or Out)が原則です。一定期間の中で次のキャリアステージに進めなかったらアウトということになります。
もちろん、途中でやりたいことを見いだして辞める人も少なからずいますが、いずれにしても世界的コンサルティングファームであるBCGの経営者・株主・執行役員であるパートナーになるというのは、感慨深いものでした。
パートナー昇進祝いでプレゼントしてもらったみんなのメッセージが書き込まれたモエ・エ・シャンドンのマグナムボトルはもったいなくて飲めないまま、宝物にしています。
しかし、何だかモヤモヤしていたんです。BCGでパートナーとして一体何をやっていきたいのか? もちろん、仕事として必死になってやってはいましたが、何かバックボーンがないというか、ちょっと「糸の切れた凧」になりかけていたように思います。
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