東京4年、26歳「映像」女子が関西に戻った理由

激務ながらも仕事は面白いが住むのは疲れた

上京してからは、とにかく休みなく働きました。

入社してみると会社に寝泊まりして働いている人がたくさんいて、もはや住み着いている状態の社員も珍しくありませんでした。

働き詰めの毎日でしたが、仕事自体はつらくありませんでした(撮影:川本 史織)

当時のしゅが〜ちゃんさんは、会社の近くに家を借りていたので、かろうじて毎日帰宅していましたが、決して家でのんびり過ごす時間があったわけではありません。食事もたいていコンビニで買って済ませていました。最近のコンビニ食品は種類も豊富でおいしいですが、ずっと食べているとなんでもいいから手づくりのごはんが食べたくなったと言います。

働き詰めの毎日でしたが、仕事自体はつらくありませんでした。映像を編集していると、いつもあっという間に夜になっています。

モノをつくるのが好きな気持ちは、学生時代から変わっていなかったのです。

会社員時代も金銭的に困ることはなかったそうですが、貯金に回すほど収入に余裕はありませんでした。貯金できるようになったのはフリーランスになってからです。

会社に所属している間に引き受けた仕事は、社内の人に引き継いでから退社するのが一般的ですが、しゅが〜ちゃんさんの仕事は引き継げる人が見つからなかったため、退社後もフリーランスの立場で編集を続けることになりました。

もともと手がけているテレビ番組の報酬は上がり、ほかにも映画の編集など、自分の好きな仕事も受けられるようになるのが楽しみでした。

フリーランスで働くのに不安はなかった

おかげで会社を辞めてフリーランスで働くのに不安はなかったそうです。

平日は変わらずテレビ番組の編集。週末は映画の編集助手など、単発の仕事を請けるようになりました。フリーランスになって、これまで以上に働くようになったのです。

もうすぐ辞める番組の編集について、「収入もいいから誰かいないかなあとは思うんですけど……」と話していて、フリーランスの仕事は収入と生活のバランスをいかにとるかが難しいとつくづく思いました。

収入の話をしていたら、「最初はほんと嫌やったけど東京に来てよかった」としゅが〜ちゃんさんが言いました。

地元の大阪と東京では映像編集の仕事にも、単価の相場に差があるのだと言います。東京で仕事をした経歴があると、報酬の交渉もしやすくなるのだそうです。

お金の話とは別に、面白い仕事がたくさんあるからまた東京の仕事がしたいとも話していました。「でも住むのはもうええかな」と笑います。

フリーランスになって、これまで以上に働くようになった、と語るしゅが〜ちゃんさん(撮影:川本史織)
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