東京4年、26歳「映像」女子が関西に戻った理由 激務ながらも仕事は面白いが住むのは疲れた

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仕事を辞めた後どうするのか聞くと、「サウナを広めたい」と予想外の答えが返ってきました。

仕事の忙しさや、失恋のつらさや、精神的に参ってしまったとき、気持ちを紛らわせて支えてくれたのがサウナでした。

どんなに忙しくても、週に3日は欠かさずに通っているそうです。

しゅが〜ちゃんさんと同じ大学の卒業生に、サウナ体験記『サ道』(PARCO出版)を描いた漫画家のタナカカツキさんがいます。

忙しいしゅが〜ちゃんさんがサウナに行くようになったのも、その時間が捻出できるようになったのも、タナカさんに教わった「朝活」を実践するようになってからです。

タナカさんの朝活は午前4時に起床して、正午までに仕事を終わらせ、午後にサウナへ行くスケジュールなので、まったく同じ生活はできませんが。しゅが〜ちゃんさんなりに生活に取り入れて規則正しく過ごすことで、心身が壊れるのを防いできたのです。

編集作業が夜遅くなってしまっても、翌朝7時には必ず起床して、生活リズムが崩れないようにきちんと朝から行動するようになりました。

最初は同じ時間に早起きをするのがつらくて難しかったそうですが、休みの日も同じ時間に起床することで次第に起床時から頭が冴えてきて、掃除をして部屋の環境を整えたり、仕事以外の自分の創作物について考えたりする時間が増えていったと言います。

また、タナカさんが朝活を実践しているだけでなく、そのノウハウを人々に伝えていることにも心打たれました。

しゅが〜ちゃんさん自身も、好きなもの、いいものを、必要な人に伝えて手渡していきたい気持ちになったのです。

アパレル関係の会社へ転職

次の就職先はアパレル関係の会社で、デザインとともに製品のマーケティングにも携わるそうです。

全然違う仕事ですねと言うと、「そう、全然違う仕事なんです!」と、楽しみな気持ちをかみしめるように明るい声で教えてくれました。

「フリーランスで1人の作業ばっかりだったから、今度は会社の人たちとみんなで仕事するのが楽しみです」

取材をしたあの夏の日から随分と時間が経って、記事が完成したので久しぶりに連絡をとったら、京都で楽しく働いているとカラフルな絵文字入りで返信がありました。

しゅが〜ちゃんさんはいま、みんなでつくった服を喜んでくれる人たちに伝えて、届けています。

姫乃 たま 地下アイドル、ライター

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ひめの たま / Tama Himeno

1993年2月12日、東京都生まれ。16歳よりフリーランスで始めた地下アイドル活動を経由して、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業を営んでいる。音楽ユニット・僕とジョルジュでは、作詞と歌唱を手掛けており、主な音楽作品に『First Order』『僕とジョルジュ』等々、著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新書)、『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)がある。

ウェブサイト ■ http://himenotama.com
Twitter ● https://twitter.com/Himeeeno

 

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