「信念のない言葉」は周囲の人に必ずバレている あなたの言葉で人が動かないのはワケがある
「先に自分からギブをして、テイクがいくつか取れたら御の字。世の中には本当に悪い人は、そうはいないので、上司が部下を本気で信じて初めて、相手の信頼も得られるだろう」
と楽観的に考えています。
「信頼するから実績が出る」
『貞観政要』でも、上の者と下の者が互いに疑い合うと、国は治まらないと説いています。
(巻第七 論礼楽第二十九 第九章)
また、魏徴は、太宗にこうも述べています。
(巻第七 論礼楽第二十九 第九章)
信用すれば信じてもらえるし、疑えば誰も信用してくれない、ということです。
部下を信用しない上司は、部下からも信用されません。上司を信用できないと感じた部下が、上司に対して誠実に振る舞うことはありません。
「職場や上司の信頼を得たいなら、信頼されるだけの実績を上げてからモノをいえ」と考える人もいますが、その考えは違うのではないかと僕は思います。
「おまえのことを信頼して任せるから、実績を上げてほしい」と伝えるのが正しいのではないでしょうか。
部下が自分のことを信頼してくれているから、自分も部下を信頼するのではありません。順番が逆です。上司が部下を信頼するから、部下は上司を信頼してくれるのです。
この秩序の感覚はリーダーにとって、とても大切なセンスだと僕は思っています。
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