憂鬱な「義理実家への帰省」を乗り切る方法 顔を合わせたときに言うべきマジックワード
先ほどご紹介した「和之の食事までさちこさんが奪ってるんじゃないでしょうね」発言もそうですが、その言動のもとは“自分の息子が心配”という感情です。
ですので、イラっとすることを言われたり、傷つく発言があった場合には「お母さん(お父さん)は本当に心から和之さんのこと愛してらっしゃるんですね~。いつまでも心配なんですね」と返すと、ご両親も「そうなのよ~和之はいつまでも子どもなのよ~」と、妻に向いていた矛先が息子のほうに向くという現象が起きるかもしれません。試してみてはいかがでしょう。
コミュニケーションはリアクションがあって成り立つ
あまり進んでオススメできることではないですが、普段の会話ではコミュニケーションを取るようにして、理不尽な態度や言動のときは無視をするという手もあります。
人は必ず相手からの何らかのリアクションがあってコミュニケーションが成り立つものです。逆に相づちや目を合わせるという小さなリアクションもなくなると、人は途端にやる気を失い、アクションをやめるものです(心理学ではこれを“条件付け“と呼びます)。ですので、よっぽどの理不尽な言動を止めるために、「その言動に対してのみ」無視という手段はありかもしれません。
毎年、GW明け、夏休み明け、正月明けに蕁麻疹(じんましん)を発症させるクライアントがいるのですが、これは完全に帰省アレルギーというべく、帰省によるストレスです。
心の状態も体調の一部です。心身を消耗させてまで無理に毎回帰省されるのではなく、夫ときちんと相談して、年4回帰省するところを盆正月の2回にするなど、回数を減らす、または無理に一緒に帰省せず1人でゆっくり心身を休めてください。そのためにも、夫婦間でよく相談して夫に理解してもらうことが必要です。
もし相談しても理解を得られない場合は仕事のトラブルを理由にするなり仮病をつかっても罰は当たりません。
お子さんが小さくて心配だという方も、このときばかりは夫を信じて子どもを預けてみてください。日ごろの妻の大変さを知ってもらういい機会にもなりますし、子育ての実践にはもってこいです。
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