憂鬱な「義理実家への帰省」を乗り切る方法 顔を合わせたときに言うべきマジックワード
最後に、帰省の際これだけは皆さん気を付けていただきたいということと言えば、「家の片付け」に関することです。
落ちているごみを拾って捨てる、汚れている窓や洗面台を拭き掃除するなどといった「掃除」に関しては感謝されるかもしれませんが、「片付け」に関しては別です。「掃除」と「片付け」はまったく違う意味を持ちます。
どんなに本が散乱していても、洋服が床に広がっていても、食器棚やタンスがあふれていても、謎のビニール袋や紙袋が大量に出てきても、勝手に手を出したり、「これ片付けましょう」などと言うのは、ご両親の自尊心を傷つけることになるのでNGです。
「せっかく掃除してあげたのにキレられた!」「大事なものを勝手に捨てられた!」といったように、この片付けに関するトラブルは実は非常に多いのです。
散乱している物も“カスタマイズ”の結果
年を取ると視力が悪くなってくるので、鏡や壁に着いた小さな汚れなどは生活しているうえで本人は気がついていません。ですのでそういった汚れの掃除をしれっとするのはいいでしょう。しかし、散乱した物に関しては、別です。
物に関しては、これはご本人が普段生活しやすいようにあえて行った“カスタマイズ”の結果なのです。
ですので、一見単に散乱した物だと思って整理整頓しようものなら、本人たちはどこに何があるのかわからなくなり、生活に支障が出てしまいます。
それから、もし独り暮らしの老人の場合、孤独と寂しさから、無意識に空間を埋めよう埋めようとします。ですので、年を取ると物を捨てられなくなりますし、物に思い入れも強くなるのです。
散らかっていて嫌だなと思うかもしれませんが、年を取ると生きている世界も狭くなってきて1つのことに固執しやすくなります。
少し気持ちをおおらかに持ち、仏の心で年寄りを見守るということも、人のためかもしれません。
さまざまな家庭事情があると思いますが、少しでもストレス対策をして、気持ちよく新年をお迎えください。
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