憂鬱な「義理実家への帰省」を乗り切る方法 顔を合わせたときに言うべきマジックワード
この時期に皆さんから多いお話といえば、「夫の実家への帰省が憂鬱」ということ。
ご主人が地方の田舎出身で、さらに長男ともなると、気持ちがどんよりとしてしまう妻たちは多いのではないでしょうか。
とくに義理親が70代の団塊の世代という方は、とくに義理母が厳しい、理不尽な発言をする、ハラスメントがあるなんて方も目立ちます。
「嫁奴隷制度」が染み付いている親世代はまだ多い
「嫁というものは、働くためにあるもの。家事や農作業が終われば夕食の準備をし、家族の誰よりも最後に食事を取って誰よりも早く食べ終わらなければならない。お風呂はもちろん最後。朝は誰よりも先に起きて朝食の支度に洗濯。そして、子どもをたくさん産まなければらならない。出産時に嫁の実母は立ち合いができず、出産ぎりぎりまで馬車馬のように働き、出産後に義理母から“よく産んだな”と渡されたのは1粒の梅干しだけだった」
これは筆者の78歳の叔母の若き頃のエピソードで、恐ろしいことに、過去には団塊の世代(とくに地方の田舎)にとってはこれが当たり前の時代だったのです。
「夢があっても自分の意思では進むことができなかったから、自分の子どもたちには同じ思いをさせたくない」と、叔母のように時代に理解のある方ももちろんいらっしゃいますが、お話を伺っていると「嫁奴隷制度」が染み付いてしまっている親世代はまだ多いようです。
そして、“厳しい嫁修業”世代は、よほど感覚のよい方でない限り、自身の経験が“常識”となって染み付いてしまっているので、ついつい自分もつらかった頃を忘れて自分のお嫁さんにも厳しくしてしまうという方が多いのです。
夫の実家で、酔っ払って寝ている旦那を横目にお風呂に入ろうとしたら、「さちこさん、和之まだなのにあなた先に入るの? 普段どんな生活しているのかしら」と言われたり、「和之は痩せているのにさちこさんは太ってるわね。和之の食事までさちこさんが奪ってるんじゃないでしょうね」といったハラスメント発言を浴びたという女性たちのお話もよく聞きます。
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