日経平均株価は、2月に入って1万4000円を一時割り込みました。為替も一時、1ドル=100円台まで円高が進行しました。
その後、自律的な反発や、日銀の「貸出支援基金制度の拡充」などを理由に値を戻しましたが、先行きは不透明感も漂います。こんな状況ですから、草食投資隊に先行きに対する見方も含めて、分析してもらいましょう。
結局、昨年秋の水準に戻っただけ?
渋澤 おはようございます。今回はいつもと違って。
中野 はい。古書の街・神保町のファミレスでの鼎談です。
藤野 あれ? 渋澤さんはもう朝ごはん食べたんですか。
渋澤 ちょっと早い時間に来ていたので、先に済ませました。
藤野 じゃあ、僕はフレンチトーストセットを下さい。
中野 私も同じもので!
藤野 ところで2月に入ってから株価がけっこう下げましたけど、おふたりはどう見ていますか。僕自身は、それほど懸念はしていないのだけれども……。
渋澤 昨年末の上げ相場で、実はちょっと嫌な感じはしていました。自分が「あまのじゃく」なのかもしれませんが(笑)。なんか、上がるから楽観的な市場の見通しが多くなっているという感じがして。だから、この調整で、自分的には居心地がよくなりました。
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