災害時の「住宅ローン返済」意外と知らない基本

購入前に要確認、被災時に後悔しがちな3点

住宅を購入する前に押さえておきたい「災害時」の住宅ローン返済や火災保険について解説します(EvergreenPlanet/iStock)

「家を買わなければよかった」と思う瞬間の1つは、自然災害で家が被災したときです。たとえ命が助かったとしても、住む家や働く場所を失い、住宅ローンの返済が困難になることは起こりえます。

これからの生活に不安になった人がFP相談に見えたとき、口にする後悔は主に3つに集約されます。「被災前に滞納していなければ」「火災保険にしっかり入っていれば」「ハザードマップを確認していれば」……いずれも、いざ被災してから気づいたのでは手遅れながら、前もって対応していれば後で悔やむのを多少なりとも防げるでしょう。

今回は、これから住宅購入を考える人に生かしてほしい、先達から学ぶ3つの教訓をお伝えします。

返済を滞納していると救援策は適用対象外に

被災してケガをしたり思うように働けなくなったり仕事を失うと、日々食べていくだけでも四苦八苦に。後回しになった住宅ローン返済が滞り、最終的に破産や再生といった法的手続きを取ることになる可能性は誰にでもあります。

このとき、手元にある蓄えは借金と棒引きされてほとんど残らない中、個人信用情報には法的手続きを取ったことが登録されて、生活再建のための資金が借りられなくなる可能性があります。

けれども、まだあまり知られていないのですが、返済困難になった理由が“大規模な自然災害”という場合には、「自然災害債務整理ガイドライン(正式名称:自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン)」の適用があるので要チェックです。借入先(銀行など)との話し合いによって、ローンの減額や免除を受けられる可能性があるのです。

次ページ適応の条件は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 最新の週刊東洋経済
  • 本当は怖い住宅購入
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
熱狂は終わるか<br>IPO総点検

ベンチャー投資の活況が続く中、2019年は86社が新規株式公開(IPO)を果たしました。ただ、秋から公募割れが頻発するなど変調も見えます。市場で起こっている実態に迫りました。若手起業家が選んだ「すごい投資家」ランキングも掲載。