やっぱり新興国経済は「軽くヤバい」ぜ

ソチ五輪やロシアの、本当の見方とは?

期間中に「カナダハウス」を訪問したプーチン大統領。「氷の微笑」というか、ろう人形のようにも・・(Mikhail Klimentyev/RIA Novosti/ロイター/アフロ)

ソチ冬季五輪大会が、いよいよ最終盤に差し掛かっている。

いや、正直なところあまり期待していなかったのだが、見ているとなかなか面白いではないか。羽生結弦選手は見事に「金」を射止めてくれたし、15歳がスノボでメダルを取るかと思えば、41歳の「おっさん」がジャンプで悲願のメダルに手が届いたりする。ノルディック複合での日本勢健闘もうれしいね。他方、女子ジャンプの高梨沙羅ちゃんの失速は、オリンピックに魔物が棲んでいることを思い知らせてくれる。そうかと思えばショートプログラムで失敗した真央ちゃんが、フリーで完ぺきな演技を見せてくれたりする。日夜、新鮮な驚きが止まらない。

ソチ五輪やロシアの、本当の見方とは?

さて、日本のメディアは遠慮がちなのだが、欧米メディアは実のところソチ五輪に対してかなり辛口に報じている。なかでも驚くのが「史上もっともカネのかかった五輪」という指摘だ。

まったく呆れるほかはないのであるが、ソチ五輪にはおおよそ500億ドル(約5兆円!)もの資金が投じられている。当初予算は120億ドルで、これは2012年のロンドン五輪とほぼ等しく、それくらいであれば別に違和感はない。が、心ならずも投入資金が拡大して、4倍以上になってしまった模様。

史上もっとも高額な五輪大会といえば、言うまでもなく2008年の北京五輪であって、総費用は430億ドルだそうである。まぁとにかくド派手な大会で、見ていて鼻白むところもあったけれども、大中華帝国の国威高揚には大いに役立ったはずである。

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