「親は黙って見てて」 不登校の14歳が描く未来

大げさに心配するのは、やめてほしい

不登校でつらい経験もしたが、フリースクールに通うようになってこれからのことも考えられるようになった理由とは?(写真:Fast&Slow/PIXTA)  
富山県在住の中村亮介さん(仮名、14歳)は、2年前、中学1年生で不登校になって以来、フリースクールに通っている。小学校高学年でいじめにあい、中学校では先生との関係に悩んだ。そんな中村さんは、「自分をいちばん苦しめていたのは自分自身の『固定観念』だった」という。

自分の固定観念に縛られていた

――いじめに苦しんだとのことですが、今はフリースクールで楽しく過ごせていますか?

中学1年の9月に不登校になり、その後、地元の富山県にあるフリースクールに行くようになりました。

当記事は不登校新聞の提供記事です

スタッフもまわりの子も明るくて親しみやすかったので、すぐになじむことができました。もっと早く不登校になって、フリースクールに行けばよかったと思っているくらい(笑)。

それができなかったのは、結局、自分が固定観念に縛られていたからなんですよね。

――というと?

富山ってよく言えば勉強熱心な教育県ですけれど、裏を返すと保守的で、「いい学校へ行くのが1番」という考え方が大多数。

(イラスト:不登校新聞)

僕が通っていた小学校の隣には、県でいちばん偏差値の高い高校があって、みんなそこを目指して塾に通っていた。そして勉強ができるヤツが小学校のクラスではいちばんえらくて、ブイブイ言わせている。そんな環境だったんです。

だからいつの間にか僕自身も「いい高校、いい大学へ行くのがいちばんいい」「そのためには学校にはきちんと通わなければいけない」「そうしないときちんとした大人になれない」と思い込んでいたんです。

そこから外れてはいけないと自分に言い聞かせていたから、つらくても苦しくても学校に行くしかなかったんです。

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