天皇陛下の旧友が明かす「若き日の陛下」の素顔

晴れ男は昔から、気さくで親しみやすいお人柄

若き日の陛下と筆者。後ろは能登半島。カメラ好きで知られる陛下はこの頃からカメラを下げている(写真:筆者提供)

天皇陛下は“晴れ男”

「即位の礼」がある10月22日は、関東地方に台風が近づき、大雨が心配されました。それでも私は「即位の礼が始まる頃に、雨はあがるんじゃないか」と思っていました。私が知る天皇陛下は、悪天候の中でも肝心なときには雨があがる“晴れ男”だからです。

即位礼正殿の儀で「お言葉」を述べられた天皇陛下(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

拙著『陛下、今日は何を話しましょう』でも触れていますが、私は1975年にオーストラリアから学習院高等科に留学して2年生のクラスに入りました。部活動を選ぶとき、留学生を担当する先生から「日本各地を旅行できるよ」と勧められたのが地理研究会です。その地理研に1年生の陛下がおられ、思いがけず部活仲間となったのです。

地理研では夏休みに2泊3日の研修旅行があり、その年は加賀と能登をまわりました。この旅行でも日本海側は台風が心配されていました。しかし金沢駅に到着したときは、台風一過で空は晴れ渡っていたのです。

雅子さまとご結婚されたときもそうでした。ご成婚パレードの直前まで雨降りだったのに、お二人がロールス・ロイスのオープンカーに乗り込まれたときには雨がやみ、路面が濡れて光る新宿通りをパレードされたことをよくおぼえています。

次ページ直前まで雨が振っていても…
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