天皇陛下の「私生活」は一般人とどう違うのか

皇室ジャーナリストがずばり解説

天皇陛下お仕事中の一コマ(写真:週刊女性PRIME)

国民に近くなったといわれる平成の皇室だが、私生活では、私たちとどんな違いが? 皇室ジャーナリストの久能靖さんがズバッと回答!

皇族は名字がない?

■天皇家の食卓、誰が作る?

結婚当初、美智子さまが台所に立って、お子さま方のお弁当を詰めていましたが、日常は『大膳課』の人たちが担当します。約25人いて、和食、洋食、お菓子、パン、そして皇太子家担当の5つに分かれています。秋篠宮など宮家は、独自に調理人を雇っています。

食材は、野菜や豚、鶏卵などに関しては、栃木県にある皇室専用農場・御料牧場でつくったものを使います。お魚などほかの食材は、信頼できるルートで仕入れているようですね。

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

■住民票や戸籍は?

天皇を含め皇族は戸籍を持っておられません。皇室の場合、戸籍にあたるものは、皇統譜です。名字はありませんから、例えば、愛子、悠仁といった名前だけが書かれ、生年月日、親の名前などが記録されています。

女性皇族が結婚して皇籍を離れる場合には、皇統譜から除かれ、夫の戸籍に入ることになります。美智子さまなどのように一般から嫁がれ皇族になられる場合は、戸籍から除籍され、皇統譜に記録されます。

■パスポートは持っている?

各国の元首はパスポートを必要としませんが、天皇もパスポートやビザを必要としません。天皇は元首扱いといえます。

ほかの皇族も私たちと同じパスポートは持ちませんが、外国をご旅行されるたびに、1回きりのパスポートが発行されます。外交官が使うようなものです。

天皇はもちろんですが、皇族の方々も、一般の人のように出入国審査で並ぶことはありません。特別のカウンターから出入国されるはずです。

■離婚はできる?

離婚はできます。『皇室典範』という皇室に関する法律がありますが、その14条に、離婚したときは皇族の身分を離れると書かれています。ただ、離婚したという実例はありません。そして、天皇や皇太子は皇籍を離脱することは認められません。

一般人と結婚され、皇籍を離脱した女性皇族が離婚した場合、皇族には戻れません。一般には離婚すると旧姓に戻りますが、皇族は名字がないので、離婚後も結婚したときの名字を使うことになるでしょう。

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