天皇陛下の「私生活」は一般人とどう違うのか

皇室ジャーナリストがずばり解説

■愛子さまが弾かれているチェロは私物?

天皇家と皇太子家が、日常生活費として支給されているお金を内廷費といいます。愛子さまのチェロは、この内廷費から支払われているはずです。なぜなら単なる趣味だから。つまりあのチェロは私物ですね。

チェロを構える愛子さま(写真:週刊女性PRIME)

この先、天皇になる悠仁さまが、将来を見すえてお勉強するために講師を依頼した場合、その費用は、国が支払うことはあるでしょう。しかし、それ以外は内廷費です。皇太子が演奏するビオラも内廷費で支払われました。

■天皇は刑罰を受けないって本当?

刑罰は受けません。なぜならば、天皇は一般国民ではないからです。選挙権もなければ被選挙権もない。私たちが持っているような権利は一切持っておられないわけですから

天皇陛下を訴えるというようなことがあった場合、それは国民を訴えるに等しい。天皇は“国民の象徴”ですからね。天皇になる方は、そのあたりは十分すぎるほど自覚されているので、刑罰にあたるような問題を起こされることは、まずないと思います。

■皇族に職業選択の自由はある?

職業選択の自由はありませんが、そもそも普通の職業に就くのが難しいのです。

皇族のみなさんは、それぞれ公務を持っておられます。それを優先しなければならないので、常勤で働くことはできないのです。となると雇う側も雇いづらい。当然、就職できる会社、仕事は限られてくるわけです。

高円宮殿下は生前、外務省の外郭団体『国際交流基金』にお勤めでしたが、身分は嘱託でした。報酬も働いた分だけですから、さほど高くないはずです。

天皇家のお墓は一般もお参り可能

■天皇家のお墓はどこにある?

東京都八王子市にある『武蔵陵墓地』です。

大正天皇、昭和天皇、それぞれの皇后のお墓があります。天皇と皇后は少し離して埋葬されています。

今上天皇もこちらに御陵ができる予定です。陛下は皇后と一緒のお墓に眠りたいと要望されたのですが、最終的には、2つのお墓をくっつけ、寄り添うように埋葬されるようです。

京都の泉涌寺は天皇家の菩提寺で、ここにも天皇のお墓がたくさんあります。

東京、京都、どちらも一般にお参りできます。

 

久能靖(くのう やすし)/皇室ジャーナリスト、元日本テレビアナウンサー。フリーに転身後、『皇室日記』のキャスターを務めた
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