東大合格者の「英単語の覚え方」が効率的すぎる 東大受験指導の専門塾「鉄緑会」に聞いてみた

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
なかなか克服できない英単語。東大合格者はどう攻略したのか(写真:KAZE/PIXTA)
東京大学受験指導専門塾「鉄緑会」が手がけた英単語集『鉄壁』。およそ700ページ、3000以上の見出し語が収録されたこの単語集を、東大合格者はいかに使いこなし、習得し、合格を勝ち得たのか?
TOEIC990点を80回以上取得している英語講師・森田鉄也氏が、著者である鉄緑会・三木秀則氏の元を訪れ、その秘密を探る。

今や東大受験者のバイブルとなっている『鉄壁』。最近では他の大学を受ける受験生や社会人からも人気を集めている。このヒット作が生まれるまでの過程と効果的な使い方を知るため、著者である三木先生を訪ねて10月某日、代々木の鉄緑会本部へと足を運んだ。

鉄緑会とは、毎年約400名の東大合格者を輩出している東大専門の名門進学塾。東大の中でも難関である医学部、法学部受験生のための極めて特殊な進学塾だ。指定校選抜による少数精鋭の学生、東大出身者で構成される講師陣で独自の教育を行っている。

『鉄壁』誕生のきっかけ

まずこの本が生まれるきっかけを聞いた。「面談をしていると生徒たちが単語をきちんと覚えられていないことに気がつきました。単語帳を何周もしているのに、テストをしてみると3割程度しか頭に入っていない人が多かったんです」。

そこで三木先生は自作の単語学習用のプリントを作成しはじめた。これが今の『鉄壁』の原点である。プリントには、苦労せずに覚えられる工夫、一度見たら忘れられない工夫が散りばめられていた。『鉄壁』はこれを踏襲している。

では、具体的にどういった工夫がなされているのだろうか?

次ページ『鉄壁』の特徴は?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事