東大合格者の「英単語の覚え方」が効率的すぎる 東大受験指導の専門塾「鉄緑会」に聞いてみた
『鉄壁』を進めるうえでの注意点を聞いてみると以下のように答えてくれた。
「中学の基礎単語は入っていないので、このレベルに達してから取り組んでほしいです。また、易しい単語が前半に、難しいものが後半にあるという並びではなく最初から上位層にも刺激になるような難しめの単語も入っています」。最低限、中学レベルの単語は知っている状況が理想的である。
「覚え方」を身に付けるための本
一般の参考書とは異なることがわかった『鉄壁』だが、ではどのように進めていくのが効果的なのか。
終わらせるんだ、覚えるんだということに重きを置くのではなく、勉強法を身に付ける、覚え方を身に付けるための本だと思うといいだろう。そのため大学受験を考える人なら高校2年生からやるのが理想的だ。
初めからじっくり読むことが求められるため、高校3年生の夏から始めるのにはあまり向かない。しかし、20章ほど進めれば大学入試で出題される大抵の英文には対応できるようになっているので、時間がない人は最低ここまではやってほしい。
何周もするのではなく1周したら索引を最大限利用し、調べながら記憶を強化していってほしいとのことである。2周した、3周したなどと自慢することには何の意味もないのだ。
『鉄壁』は、英語の学び直しや教養を身に付けるものとして社会人からも支持を得ている。こういったことはもちろんのこと、先に述べたように勉強法や覚え方を学んでいくのにも役立つ。覚えるぞと意気込むのではなく、小説を読むように、楽しみながら読み進めてほしい。
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