後編 「カラン・メソッド」に出合う

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トレーニングで教師の質を向上

カラン・メソッドは正しくやらなければ成果が出ません。
先生が質問をして、日本語で考える時間を与える間を与えてしまうと、効果が生まれないのです。
 これは教える側にとってもなかなか難しいことです。QQイングリッシュ開校時に一番苦労したのは、先生たちにカラン・メソッドを正しく習得してもらうことでした。
 そこでイギリス本国からイギリス人教師を招き、フィリピンの先生に対して英語を教えるためのトレーニングを行うことにしました。

QQイングリッシュの先生たちは、数週間から数か月にわたってカラン・メソッドのトレーニングを受講し、「TESOL」という英語教授のライセンスを取得してから教師デビューしています。
 そして採用後も、年に数回は英国カラン本校の専門的なトレーニングを受講しているのです。

実は、教師のレベルアップを図るときに意識しているのは、日本の職人育成のシステムです。
 現在でも、「メイド・イン・ジャパン」は高品質の代名詞として通用しています。
 QQイングリッシュも「メイド・イン・ジャパン」の品質で、他国系の英会話スクールと差別化をしたいと考えています。
 教師の全員を正社員終身雇用しているのも、そのためです。私たちは、ものづくりの熟練した職人を育てるような意識で、教師の質を向上させていくつもりです。

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