東大に「推薦で入った人」のプレゼンが凄すぎた 「東大の教授」すら納得させる3テクニック

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最後に大切なのは、「言葉の定義をはっきりさせる」ことです。

言葉の定義をはっきりさせる

私たちは言葉を何気なく使っていますが、実はその何気なく使っている言葉こそが、プレゼンにおいて肝になってくることがあるのです。

例えば、今年東大教育学部に推薦で合格した女性は、先ほどの「ポスタープレゼン」で「子どもの自己肯定感を育めるような教育が必要なのではないか」ということを、自分の高校時代の活動に立脚して語ったそうです。質問もある程度想定どおりにこなすことができたそうなのですが、その後の東大教授との会話の中で、予想外の質問に驚いたと言います。

「あなたはプレゼンの中で、『自己肯定感』という言葉を使っていましたが、その言葉が一般的に認知されている言葉の定義と、違う部分があるかもしれないと考えたことはありますか?

20個以上質問を想定していた彼女でも、この質問は完全にノーマークだったそうです。

私たちは何気なく言葉を使っていますが、言葉の意味は人によって齟齬があることが多いです。そして、プレゼンがなかなか伝わらなかったり、話が噛み合わないときというのは往々にして、言葉の定義が異なってしまっている場合が多いです。

「自信」という意味で「自己肯定感」という言葉を使う人もいれば、「前向き」という意味で使う人もいるでしょう。また、「期待」とか「信頼」とか「信用」とか、微妙に意味が異なっているけれど使い分けることが難しい言葉というのも存在しますよね。

東大の教授のこの質問は、そういうことを気づかせてくれる質問だったのだと思います。彼女はこの質問に対して、自分の使っている言葉の意味と一般的な解釈で、共通な部分と異なっている部分を説明し、どう異なっていたのかを示し、合格することができたと言います。

そして合格した今でも、そうした言葉に対する感度を高めるために、日々言葉に気をつけて生活しているそうです。

・プレゼンの中で、解釈が異なりそうな言葉・意味が微妙に違ってくる言葉をあらかじめマークしておく
・その言葉の定義を、自分の中できちんと語れるように努力をし、もっと適切な言葉がないかを探す

こうすることで、相手と齟齬のないプレゼンができると思います。

いかがでしょうか? 今回取材に協力してくれた東大の友達はみんな話がわかりやすくて面白い人ばかりでした。みなさんもご紹介したテクニックをプレゼンに役立ててもらえればと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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