LEONが仕掛ける「個人的アベノミクス」 モテるビジネスオヤジの作り方 モテるワザ編

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――外見もメンタリティからということでしょうか?

つねに新しいことを取り入れて、自分なりに解釈してやっていこうというメンタリティだと思います。サラリーマンの人は、スーツも制服みたいな感じになって、同じような服を毎日着ているでしょ。あれじゃ、つまらないし、ワクワクしないですから。スーツを着るにしても、タイやシャツを選ぶことを楽しむとか、新しいアイテムを取り入れて、違う自分になってみようとかね。そういう気持ちも大事だと思います。

――そのためには、それこそ『LEON』のコンセプトの“おカネじゃなくてセンス”が必要だと思いますが、すごく難しい。

難しいし、時間もかかるし、逆におカネもかかるので、「それを全部、あなたに代わって私たちがやってみました!」というのが『LEON』です。なので、『LEON』に掲載されているファッションをそのまま購入して着るだけで、時間と経験がかなり節約できます。実際、そのような買い方をする読者の方がとても多いのです。そういった意味で、『LEON』は男の人生を豊かにするためのエンターテインメントツールなんですよ。

「個人的アベノミクス」やってます

――掲載されている商品の価格が高いのが……。

オヤジが積極的におカネを使わないと、この国の経済が回っていかないので、スーツもちゃんとしたものを買いましょう、ジュエリーもTPOに合わせてつけましょうと。車も今の若い子は車を持ってないどころか、免許すら持ってないけれども、それについてどうのこうの言うのではなくて、われわれがほしい車、あこがれだった車に乗って、スーパーカーでもいいじゃないですか。そのスーパーカーの中でも、費用対効果が高いものを掲載しているので、値段の高い商品が多くなるのだと思います。

――おじさんたちがおカネを使って楽しんでいるのだから、若い人にもおカネを使ってほしいという思いはあるのですか?

そういうことはあまり考えていません。なぜかと言いますと、僕が20代、30代のころは、おカネがないので高額商品なんて買えなかった。でも、当時の僕の先輩たちは高級外車に乗ったり、すごく高いスーツを着てたりしていましたから、自分もオヤジになったらおカネを使うものだと思っていた。まぁ、「個人的にアベノミクス」をやるようなものです(笑)。

日本の社会は昔から、オヤジになって使えるおカネが増えたら、ちゃんと使って社会に還元するというシステムが出来上がっていたわけですよ。それが戦後、ちょっと断ち切れちゃっただけのことだと思いますね。やはり『LEON』世代、『LEON』を読んでいる読者、富裕層のオヤジが積極的におカネを使わないとだめです。衣食住すべてにおいて、ある程度の投資をしないと、経済が活性化しないじゃないですか。

だから、僕たちが使うから(笑)、20代、30代の人が無理しなくても全然いいのです。

――最近、50代のオジさんたちが20代女子にモテているという話を聞きますが、女性が年上のおじさんが好きというと、なんか悔しいというか……。

それは、若い人に悔しがってもらわないと、われわれが頑張っている意味がないので、たまにはいいじゃないですか。おじさんの努力が実を結んでいる、ということですからね。そのへんはね、たまには許してください(笑)。

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