きさらぎ賞は、過去2戦が秀逸なバンドワゴンで
こちらは、春のクラシックシーズンを見据えた3歳馬による希望に満ちた一戦だ。彼らの春は、相場と違って、レーシング・カレンダー通りに確実にやってくる。2011年にはオルフェーヴルも使ったレースだ(勝ち馬はトーセンラーでオルフェーヴルは3着)1分47秒台の時計で決まると、後が楽しみだ。
人気は、ともに2連勝のトーセンスターダムとバンドワゴンの2頭に集中しそうだ。オープン勝ちがあること、2000mの時計がいいこと(京都・阪神のコース差はあるが)で1番人気は前者だろうか、とも思うが、筆者はバンドワゴンを本命に採る。逃げ脚質のせいもあるが、2勝とも着差が大きい点が魅力だ。
両馬の前走の2着馬は、いずれもその後、京成杯(中山2000m)に出走していて、バンドワゴンに5馬身差をつけられたヴォルシェーブが5着、トーセンスターダムとアタマ差だったアグネスドリームが6着で、差の無い競馬をしている。今回は、間接的な相対比較で有利なバンドワゴンの潜在力に賭けてみたい。
対抗は当然トーセンスターダム、逆転まであり得る単穴は前走のレース振りに見所のある(乗られ方がちぐはぐな割に好走した)ダノンアンビシャスで、何れも京都コースをわが庭と心得ているかのようなディープインパクト産駒だ。連下は未勝利勝ちのタイムが例年のきさらぎ賞の勝ち時計の水準にあるブラックカイト、そしてディープインパクト産駒のサトノルパンまで。
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