自分ではわからない「自己流完璧主義者」の特徴 「俺のルールはみんなのルール」になっている

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また、タイプ1には、「正義感が強く、変革を推進できる」というプラス面もある。大きな声をあげて人々を巻き込み、物事を最後まで推し進める駆動力は、どのタイプと比較しても群を抜いている。組織の変革を推進する際には、この特長が非常にパワフルに機能するのだ。

ここでは、ビジネスシーン別に、タイプ1がどこを意識したら、もっと仕事で成果を出せるようになるかをまとめておこう。

自分の当たり前はほかの人の当たり前ではない

●新しい人と出会うとき

タイプ1は表情が厳しくなりがちなので、口角を上げてやさしい印象を意識すること。自分の感じている問題意識を相手目線で伝えられるとよい。

●会議で発言するとき

発言のタイミングは比較的早く、思ったことを率直に伝えられるタイプ1。だが、「こうあるべき」が強すぎると、人によっては批判的にとられる場合がある。自分の発言が受け入れられやすい表現になっているかを考えること。また、反対意見をもっている人への配慮を忘れないようにして、組織にとっての共通の目的を伝えられるようにするとよい。

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●交渉のとき

タイプ1は、自分では交渉が得意と思っているが、相手からすると押しが強く、根拠も自分勝手なものになっていることが多い。交渉の結果に相手は納得していないため、次は負かしてやろうと裏をかかれたり、足をすくわれたりすることもある。まずは相手の話をよく聞いたうえで、長期的な関係性を築くためにできることを目指すとよい。

職場の人間関係の問題を「エニアグラム」を用いて解決しようとする際、大原則として理解しておきたいのが「自分の当たり前は、ほかのタイプの当たり前ではない」ということ。それぞれの人の「当たり前」は、各タイプが持つ「価値観」や「人生の優先順位」の表れである。

各タイプには、それぞれ大切にしている価値観があるからこそ、その価値観を守るため、自分の中のやる気スイッチを入れたり、頑張ったりすることができる。そして価値観に本来、良い悪いはないのだが、お互いにそれがぶつかったときに、人間関係の問題に発展するわけだ。

しかし、職場の同僚には「9つのタイプ」が存在することを知ると、自分には自分の価値観があり、相手にも相手の価値観があると思え、「ぶつかるのは当たり前!」「無理に自分の価値観を相手に押しつけてはいけない!」ということが理解できるようになり、人間関係も変わっていくだろう。

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