40代から増える「もの忘れ」を軽視できない理由 10個の質問に答えるだけ「老化度テスト」付き

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「もの忘れ」が増えて記憶力が落ちるのは、あるホルモンが関係しているそうです(写真:JIRI/PIXTA)  
加齢とともに、とっさに人の名前が出なくなったり、約束事を忘れていたりすることがあります。こうした「もの忘れ」は40歳を過ぎると起きやすくなると言われていますが、それはなぜか? 老年精神科医として、これまで多くの患者を診察してきた和田秀樹氏が解説します。

アルツハイマー型の脳の変化のあるなしにかかわらず人間をボケたようにするのは、「消極的」になることです。

何かをしようという気持ちがいつのまにか衰えていったりと、誰でも意欲は年齢とともに減退します。だから、趣味でも何でもいいので、生活の中で何かに積極的になれるものを見つけることが大切です。

なかには、年齢とともに積極的になる方もいます。それは女性によく見られますが、60歳、70歳になって、気の合う友達と温泉旅行に行く機会が増えたります。これはとてもいいことです。

40代になると「もの忘れ」が増える理由

物事に積極的に取り組もうとする意欲を左右するものの1つに、男性ホルモンがあります。意外に知られていないことですが、男性は40代から男性ホルモンが目立って減り始めます。

その時期に、男性の場合、男性ホルモンが減ると同時に「もの忘れ」が増え、記憶力が落ち始めていきます。「心の老化」の1つの表れとして、男性ホルモンの減少と、その減少の兆候を見ることで確認することができます。

(図:『「脳が老化」する前に知っておきたいこと』より)

それをチェックする「老化度テスト」を紹介します。これは主に「40代以降の男性の老化度」を見るためにつくったテストですが、女性の方も参考に試してみてください。

このテストでチェックが「3~5個」ついたら、男性ホルモンなど、主に男性の若さを保つ働きが低下し始めている、というサインです。

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