目標倒れに終わる人と目標達成できる人の差 達成できなかったとしても格好悪くはない
目標達成が苦手な人は、今までに経験したことがないような高い目標を設定することに不安を感じたり、これまで長年続けてきた生活や仕事のスタイルを変えたりすることにストレスを感じ、ついついコンフォートゾーンの中で毎日を過ごしてしまいます。
一方、次々と高い目標をクリアしていく人は、「本当に達成できるかな?」と思うような高い目標を掲げ、サボることができないようなアクションプランを自らに課すことでストレッチゾーンに身を置き、高いパフォーマンスを発揮しているのです。
このように、目標達成が上手な人と苦手な人の違いは、前者はいつもストレッチゾーンにいるのに対して、後者はいつもコンフォートゾーンにいるという、この1点に尽きるのです。 そして、コンフォートゾーンの広さというのは人によって決まっているのではなく、経験によって広がっていきます。 最初は難しいと感じていたことも、慣れてくると当たり前になってきます。
例えば、初めて自転車に乗る練習をしたときや、免許を取るために自動車教習所に通い始めたときはとても緊張したと思いますが、今では何のストレスも感じずに自転車や自動車に乗っているというのがいい例です。 目標達成について考えるときにも、簡単にできることを目標としてしまうとコンフォートゾーンから抜け出せず、逆に達成の確率が下がってしまいます。
しかし、高すぎる目標はパニックゾーンの領域に入ってしまい、思考が停止して行動が伴いません。適度なストレスがかかるストレッチゾーンの目標や行動計画を設定し、これをクリアすることで、次はこれが当たり前となり、さらに高い目標が達成できるようになるのです。
わかっているのに行動が変えられない人間の脳の仕組み
一方で、頭では「ストレッチゾーンに行くべきだ」とわかっていても、なかなか行動が変えられないと思いませんか?
という二者択一を迫られたらどうしますか?
多くの人はAを選択します。理論的な期待値はBのほうが得ですが、勝つか負けるかの2択なので、Bの期待値は3万円の2分の1=1万5000円といえるからです。
逆に、
と聞かれればどうでしょうか?
このような選択では、理論的な期待値はCのほうが得なのにDを選択する人が増えます。
人間の脳は、新しいことをして得られることよりも、新しいことをして失うことのほうを過大に評価するようにできていて、なるべく変化のない選択をするようにプログラムされています。
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