それでも上司をCCに入れておくべき本質的理由 「報告書」を作るのはとんでもないロス

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また、メシ&風呂のあとの2次会において、各人のプライベートや仕事に関係ない趣味の話などをすることも、お互いの相互理解という観点でとても重要です。

「同じ釜のメシを食って、風呂で裸の付き合いを! 」なんて昭和的な考え方ですが、実は効果バツグンなんです。

同じ言語を使っている日本人同士でも、メールやらSlackやら最新のコミュニケーションツールを使っていても、とにかく「すれ違い」ます。

終身雇用が崩れ、会社と個人の関係が変わっていく中で毀損しがちな「個々の相互理解」を押さえておかないと、仕事は進めづらくなっていると感じます。

「飲みニケーション」に代わる進化した距離の縮め方

昔であれば、社員同士の「飲みニケーション」というものがあり、上司部下でお酒を飲みに誘ったりして、普段業務中では話さないようなことをお酒のチカラを借りながら「ぶっちゃけトーク」をすることで、お互いの距離を縮めることができました。

『捨てる。手を抜く。考えない。月460時間労働から抜け出した私の方法』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

ただし、昨今では飲みに行かない若者が増えて、上司も誘いづらく、飲みニケーション文化は崩壊気味になっています。このボトルネックを外すために、僕が必要だとここ最近強く思っているのが、飲みニケーションの進化版である1泊2日の「合宿」なのです。

日頃一緒に飲みに行かなくても、年に1回行けば十分です。多くても苦でなければ、半年に1回や四半期に1回でもいいでしょう。

ベンチャー企業だけでなく今後の働き方改革の中でも、会社という単位だけでなくとも「合宿」は必要になってくると強く確信しています。ぜひ、みなさんの企業でも、日々の飲みニケーションの代わりに、年1回の「合宿」を効果的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

須田 仁之 上場請負人

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すだ きみゆき / Kimiyuki Suda

1973年生まれ。早稲田大学商学部卒業後、イマジニアを経てソフトバンクグループ入社。スカパー経営企画、ブロードメディア社のIPO、Yahoo!BB事業立ち上げに従事。月460時間労働に追われ、仕事を効率化していった結果、「作業効率化マニア」になるほどの圧倒的スピードで業務をこなせるようになる。ソフトバンクグループ退職後はアエリア、弁護士ドットコム、クラウドワークスのIPOに携わり、現在は40社以上のベンチャーでの顧問・取締役、社外役員として活躍する。著書に『恋愛依存症のボクが社畜になって見つけた人生の泳ぎ方』(ヨシモトブックス)、『捨てる。手を抜く。考えない。月460時間労働から抜け出した私の方法』(かんき出版)がある。
 

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