グーグルの人が「飲み会」を重視する深いワケ 実は仕事の生産性も上げている
昭和の時代にはよく行われていた「社内の飲み会」や「社内運動会」。これが、実は「生産性向上」につながっていると聞いたらどうでしょうか?
『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』を出版した、元グーグル人事担当者のピョートル・フェリークス・グジバチさんは、「日本の飲みニケーション」は、外資系企業にはなかった、組織を強くする1つではなかったかととらえます。グーグルの「風通しをよくする仕組み」を交えながら、その話を聞いてみました。
グーグルは無料でランチを支給したり、福利厚生の制度を充実させていることを聞いたことがある人は少なくないのではないでしょうか。外部の方から見ると、バカげたことをやっているように見えるかもしれません。
しかし実際には、風通しのよい職場をつくるため、優秀な人材を集めるためにこれらは必要なことだと確信をもって言えます。
日本企業特有の文化「飲みニケーション」
でも実は、日本企業は昔から、これに近い社風があったように思うのです。その象徴が飲みニケーションだったり、社内運動会や社員旅行だったのではないでしょうか。
外国人である僕が個人的に日本企業でおもしろいと思ったのは、いちばん大事なことが決まるのは、アフター6の飲み会においてだったということです。
それだけでなく、社員が抱える悩みや今後のキャリアといった根本的な話もされていましたし、ときにはガス抜きの場にもなっていました。
これは、ほかの国から見ると、あまりない文化のようにも思います(僕が経験した企業では、ということですが)。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事