「仕事が終わらない人・終わる人」明白な3つの差 無意識の仕事肥満体質になっていませんか?

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チームで後輩と仕事をするときも、自分が細かい部分まで見ないと気がすみません。よく言えば責任感が強いのですが、結果として、仕事時間はどんどん増えていくばかりで、いつまでも終わりません。

後輩も「どうせ、上司や先輩が直すからいいだろう」と主体性を持って仕事に取り組まず、指示されたとおりに仕事をこなすだけになり、いつまでたっても成長しないため、時間が取られ続けます。

一方、仕事が早く終わる人は「海水浴仕事術」を実践しています。

浮き輪に乗って海に浮かぶと、波の力をうまく利用してラクに進むことができますよね。

それと同じように、自分の力を使わず、波の力、つまり周囲の力をうまく借りて仕事をすることを「海水浴仕事術」と言います。

海では、服を着たまま、バッグを持ったまま泳ぐ人はいません。動きにくくて危険だからです。水着やウェットスーツに浮き輪やゴーグルなど、必要最低限の軽装になります。

泳ぐときに服や荷物をとことん手放すように、人に仕事を任せることで、ムダな仕事時間が減るというわけです。

後輩にスキルがなく、任せることが不安なときは、ある一定の部分だけ任せるといいでしょう。

例えば、仕事を全部任せるのが不安なら、「6ページの提案書のうち、データをまとめたグラフ作成だけやってもらう」など、仕事の一部分を任せて、やれるようであれば、徐々に範囲を広げていくのです。仕事を任せることも後輩を育てるという「仕事の1つだ」と考えてください。

なお、 「海水浴仕事術」のポイントは、 「荷物を増やさない」ことです。仕事が1つ増えたら、1つ人に任せることを心がけましょう。

仕事が「聖域」ばかりではいつまでも終わらない

仕事が早く終わる人は「ハイボール」 思考、仕事がなかなか終わらない人は「とりあえず生」 思考をしている

仕事帰りの一杯。居酒屋に入ってドリンクオーダーを聞かれた瞬間、迷いなく「とりあえず生ビール」と頼んでいませんか?

このような人は、仕事時間が増え続ける傾向にあります。

「とりあえず生」と言う時点で、思考を停止させているからです。

今日は何が飲みたいかを考える前に「とりあえず生」と言って、それからメニューを見る。

よくよく考えると、今日は肌寒いから焼酎のお湯割りが飲みたい、と思っていたはずなのに、つい相手に合わせて「とりあえず生」と言ってしまう(「同調圧力」に負けてしまう)。

思い当たる人もいるのではないでしょうか。

「とりあえず生」が習慣、大げさに言えば「聖域」になっているのです。仕事にも、「聖域」がたくさんあります。

会議や日報、報告書などの中で、実は廃止してもいいと内心思っているのだけれど、長年続いているから、上司が気に入っているからといった理由で、手出しができない。つまり、「聖域」化していることです。

この聖域を「とりあえず」やり続けるだけでも、相当な時間が取られます。だから、仕事が終わらないのです。

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