ハーバード流100倍返し!熾烈な社内政治 生き馬の目を抜く米法曹界のエリートに学ぶ闘い方

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スーツの着こなしもエグゼクティブのお手本に

ファッションも見どころのひとつ

全米では、ドラマ内のキャストのスーツの着こなしぶりも話題だ。特にハーヴィーは、ハイエンドなブランド「トム・フォード」のオーダーメードスーツで3ピースのスタイルが基本。オールバックのヘアスタイルはドラマではカッコいいけれど、普段にやったら決めすぎ?と思いきや、実際にお手本にしているビジネスパーソンは少なくないもよう。

以前、筆者がトロントの撮影スタジオで取材したハーヴィー役のガブリエル・マクトは、「(ハーヴィーは)映画『ウォール街』のゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)みたいなイメージもある」と語っていた。

実際にマンハッタンを歩いていると、前からハーヴィーみたいにビシッと決めた若者が近づいてきて、「ハーヴィーの着こなしを参考にしているんだ!」と握手を求められることがしばしばあるとか。

確かに、自分のファッションや身だしなみに自信が持てることは、仕事をするうえで大切な要素のひとつだろう。

現在、日本で視聴可能なシーズン1は全12話、シーズン2は全16話と、いずれも一気見が可能(本国では今年3月からシーズン4が放送予定)。シーズン2では、連戦連勝負け知らずのハーヴィーが、とことん追い詰められていく。どうやって窮地を切り抜けるのか? エリートの悪戦苦闘ぶりもまた見ものである。


今 祥枝 映画・海外ドラマライター

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いま さちえ / Sachie Ima

東京女子大学文理学部卒。大学在学中、専門学校で映画製作の基礎を学び、卒業後は出版社で雑誌編集業務に携わる。28歳で映画・海外ドラマを専門とする現職に。『BAILAバイラ』で「今ドキ シネマ通」、『日経エンタテインメント!』で「海外ドラマはやめられない!」ほか、女性誌・情報誌・ウェブ等で連載中。著書に『海外ドラマ10年史』がある。

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