天才だが、対人関係が苦手な偏屈医師
仕事でもプライベートでも、他者とのコミュニケーションに悩みを抱えるビジネスパーソンは多いはず。そもそも人間関係にまったくストレスを感じないという人は皆無に等しいだろう。会社や組織の人間関係において、ついつい気を使いすぎて無駄に疲労しているかも!? と思っているビジネスパーソンに勧めたいのが、対人関係を何より苦手とする偏屈な医師が主人公の医療ミステリー『Dr.HOUSE』だ。
グレゴリー・ハウス(ヒュー・ローリー)は、ほかの医師が解明できず、ある意味、さじを投げた難しい病気の原因や治療法を、天才的なひらめきと独自のプロセスで突き止めていく診断医。この分野では国際的にも名前を知られている権威だが、その性格には大きな問題を抱えている。
患者はウソをつくから信用しない
まず、口癖は「人は誰しもウソをつく」で、患者の言うことはまったく信用しない。毒舌、皮肉屋、無愛想で、患者の診察が大嫌いだと公言してはばからない。
自分が優秀であることを自覚していて、同僚以下、すべてが自分より劣った人間だと考え、それがつねに態度に現れている。診断チームのメンバーである優秀な部下たち、神経内科医フォアマン(オマー・エップス)、免疫学医キャメロン(ジェニファー・モリソン)、集中治療医チェイス(ジェシー・スペンサー)に対して、徹底的、かつしつこく自信を打ち砕くことに喜びを感じている。
唯一信用しているのは、親友であり、同僚の腫瘍学の専門医ウィルソン(ロバート・ショーン・レナード)と、渋い顔をしつつもハウスに理解を示す病院の院長カディ(リサ・エデルシュタイン)だけ。日々、周囲の人々や患者を不愉快にさせ、あぜんとさせる態度をとりながらも、ハウスは診断チームとともに、次々と患者の命を救っていくのだった。
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